レーダーを頼りに信者達の目を掻い潜り、俺たちは慎重に歩を進めていく。
不幸中の幸いというべきか、道中は信者たちの手が及んでいない場所が多く、労せず次元の歪みに辿り着くことが出来た。
「あった、あれだ!」
「何もないぞ」
「よく見て!」
言われたとおり凝視してみる。
「……あっ」
景色が淀み、歪んでいるのが分かる。
「あれが“次元の歪み”ってやつか」
そして世界が分裂した箇所でもある。
あそこを再結合してやれば元通りってわけだ。
意外だったのは、その歪みが見覚えのある場所に存在していたことだ。
それはシロクロと呼ばれる、弟の友達が住んでいる屋敷に酷似していた。
ガイドはそこに居候しているため、尚さら馴染み深かっただろう。
「跳ぶ前に、あらかじめ知れていたら、もっと楽できたかもしれないな」
「ボクだって出来るならそうしたかったけど、別世界からだと探知できないんだよ」
まあ、今さら言っても仕方ない。
「人がいないうちに、さっさとやってしまおう」
取り掛かろうとした、その時である。
「いたぞー!」
遠くから声が聴こえ、俺たちはギクりとした。
「まずい、見つかった!?」
逃げようという間もなく、すぐさま信者達が寄り集まり、俺たちの周りを囲んだ。
「ちくしょう、展開が早すぎるだろ」
ここまできて万事休すか。
その距離が1メートルほど近づいた時、ガイドはおもむろに手首の端末を弾くように押した。
瞬時、落雷の如き轟音が鳴り響く。
「な、何だ……これは!?」
「体が、し、痺れるっ」
「これが悪魔……じゃなくて闇の精霊の力だとでもいうのか!?」
信者たちは身動きがとれず、自分の身に何が起きたのか理解できないようだ。
「お前、何をしたんだ?」
「多人数を無力化する、ハイパースタングレネードさ。これで数十分はマトモに動けないよ」
「あの数を、しかも広範囲に無力化するのはさすがに無理だよ。それにキミを巻き込まないように射程を設定する必要もある」
厳密には、爆音のせいで耳がキンキン鳴っているから無事ではないが。
「連発はできない。次、来られたら本当におしまいだよ」
「だったら今度こそ、さっさとやってしまおう」
「……どうした? 早く再結合とやらをやれよ」
「いや、再結合はキミがやるんだよ」
ちょっと待て、そんなの聞いてないぞ。
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ねえ みんな面白くないとか、延々とスパムみたいなつまらないことやめて欲しいって言ってるよ そんなに強情にならないでいい加減やめたほうがいいよ ここらが引き際としていいタイ...
いい加減諦めなよ 本当につまらないんだよ 何回も言われてるんだからさ 意固地にならずにここは清々しくやめようよ みんなそう思ってるよ だからやめようよ
何度も言うけどさ 本当につまらないんだよ だからさ もういい加減やめたほうがいいって どうしてそんなに頑固になるの こうやって言ってることを素直に受け止めて
≪ 前 「なんで俺が?」 「キミじゃなきゃ次元に直接干渉できないからだよ。厳密には“普遍的存在”じゃなきゃ、だけど」 さも当然のように、また固有名詞を出してきた。 いや確...
ごめん やっぱり面白くないよ 本当に何度もいうんだけれどさ 才能もないし諦めたほうがいい もう投稿しないほうがいいよ
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ちゃんとトラバ読んでる? つまらないからもうあきらめようよって 何回も書き込んでいるよう 誰も求めていないことだし 本当にもうやめようよ
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