座学よりさきに、別の実習で
たぶん、まだ統計の授業とかまだだと思うけど、冊子読めばわかるから」
ってなノリ。
「ユウイサケンテイ?何じゃそれ?対照群と明らかに数字違うのに、なんの儀式よ?」
さっぱりわからなかった。
大学ってのは、高校と違って数字が出てくる実験をやるとこういう儀式が必要なのかと思った記憶しかない。
今思うと、あの実験データに対して本当にt検定を使うのが正しかったのかも怪しい。
そうこうして、1年の後期だったか2年次だったか、統計の授業を受講する。
気持ち悪い積分記号がたくさんだけど、ふんわり式の意味さえ理解しとけば方程式みたいに解かなくてよいらしい。
教科書の式に四則の計算をして、数表に当てはめればいいなら苦じゃなかった。
帰無仮説と対立仮説を立てるっていう基本をすっとばし、とりあえずテストの点さえとれればいいと思って適当にパスしたせいか、まったく身にならなかった。
「なんかよくわからんから全部t検定じゃダメ?等分散が仮定できるかどうかとかようわからん。F検定すりゃいいの?もう全部ウェルチでよくね?」
『実験計画と分散分析のはなし―効率よい計画とデータ解析のコツ』大村平
読んでるうちに
ってなってきて、今までぜんぜんわかってなかったことを知る。