ど田舎の専門学校でアニメを学んでいたおれは、自分の描いた絵を動かしたり、素材を見つけてきてMADを作ったりしていた。
そんな中、Twitterというものを知る。2008年くらいの話だ。
そこには同い年くらいのオタクから、年上の歴戦のオタクまで様々な人がいた。おじさんはそこにいた。
おじさんは絵や動画がめちゃくちゃうまいわけではないが、とにかく話が面白い人だった。
今で言うところの冷笑系(?)なんだろうけど、世の中を面白い考え方で見ていて、専門学校でモラトリアムを過ごした、こじらせ野郎の自分にはとてもおもしろいと思えた人だった。
ちょっとブラックなジョークの入った動画を作ったりして、ユーモアのある人だなと尊敬していた。
そのあとおれはニコニコに投稿をしながら専門学校を卒業して、晴れて東京の会社に就職し、
オフ会でおじさんとあった。
おじさんの見た目はザ・オタクという感じで、全身真っ黒で小太りでヘビースモーカー。
正直近寄りたくないなという見た目ではあったが、酒を酌み交わすとネットと同じようにおもしろい人だった。
動画を作っていたジャンルの公式が、今で言う炎上をしたことがあった。
おじさんは公式を叩くファン達にとてもかっこいい言い回しで、皮肉めいた文章を書いていた。
自分はちょうどそのタイミングで仕事が忙しくなってしまって、動画投稿から手を引いてしまい、おじさんとTwitterで話すことはなくなった。
それから5年してそのおじさんと同じジャンルを好きになったので、5年ぶりにTwitterへリプを飛ばして話したりした。
相変わらずおもしろい視点をしているなと思っていたが、5年も立つと自分が変わっていたんだろう、「おじさんがとても痛い人」に見えた。
最近はどんなジャンルもすぐに炎上するので、必然的におれとおじさんが好きなコンテンツも炎上したのだが、
おじさんはその「おもしろい視点で物を語る」のではなく、「余計な憶測をして運営や演者を叩く」ようになっていたのだ。
文章としては以前と変わらず皮肉めいてユーモアはあるんだけど、その力を全部「叩き」に使っている。
そう、おれが尊敬していたおじさんは、「ただの物事を斜に構えるおじさん」だったんだ。
なんでこんなおじさんを尊敬していたのか、今でも謎が多い。
うんち
若かったんだよ
こうゆうのはわりとあるね 逆に自分も誰かにとってそういう存在かもしれないからなるべく注意するようにしてる
増田の目が覚めただけなのか、本当におじさんの作風が変わってしまったのかはこれだけではなんとも言えないけれども、 なんかちょっとシャープな目のつけどころで喋ってそれが評価...
お前が悪い
5年でおじさんは変化したんじゃない? 主に内臓系の病気によって。
増田が運営寄りの考え方をする人間だから 5年前に「公式を叩くファン達」を皮肉ってた時は同調し、今「運営や演者」を皮肉りだしたら気に食わなくなって 「余計な憶測」で「叩き」...
1.元増田が成長し、おじさんの持つ経験値や精神年齢を超えてしまった 2.おじさんが加齢と共にウィットに富んだ思考ができなくなりつつあり、発言内容が劣化した 3.元増田の見た尊敬し...
こういうのは割とある。ネットが成熟しつつあった2000年代後期あたりに沢山いた。 俺も匿名掲示板のあるコテにぞっこんで、その人の喋り方、考え方、全てトレースして 劣化的な存在...