2019-11-18

香港の話 民主デモ あと共産党 要約すると『香港は誰の物?』問題

ついに煮詰まりつつある香港デモですが、まあ難しいよね。

日本民主国家であり、中国社会主義看板を掛けた独裁国家なのだ

一党独裁体制と言われるのだけど、強大な権限を持つ指導部がけん引していくことを前提に組織が出来上がっている。

共産党にとって、中国国内は全てシマウチであって、指示に従わない方が変だという姿勢なのだ

対して、香港は100年近くもイギリス支配していた。領有特有のあれやこれやはありつつ、それでも少なくとも民主主義が建前だった。

まずこの、主権の在処が大きく齟齬を生み出す。

民主制於いて国民は、何より尊重されなければならず、一党独裁体制では尊重されるべきは体制の存続だ。

今、日本は『成功した社会主義』なんて陰口をたたかれつつも個人財産権自由保障されている。デモだってハロウィンだって蘇民祭だってやっても殺されることはない。

同じ感覚中国へ行き、反体制デモに参加すると結果は哀れなものになる。

その中間民主主義が育ち、独裁に組み込まれ香港ではどうなるか。

はっきり言えば『香港は誰の物なのか?』という問いへの答えが出るまでデモは続くのかもしれない。

共産党は、返還されたのだから当然自分の物だと思っている。

香港とそれが醸す民主主義で育った香港青年たちは当然、それを構成する自分たちの物だと思っている。

互いがその思いを譲れない以上、共産党軍は守るべき国民に銃を向けることになる。

香港大勢知識階層産業施設を失うことになる。

市民駆逐することは出来ず、禍根は後を引くだろう。

共産党市民香港はどちらの手に握られるのだろうか。

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