2019-07-29

anond:20190729005517

すごくよくわかる。

メディア・リタラシーとそのための教育重要性がここ20年くらい叫ばれてきたけれど

普通の人が鍛えられる能力もはっきりいって限界があるからね。

忙しいし、興味のあるもの以外はネット報道見出しくらいしか読んでないでしょ。

情報は、公共社会インフラという側面があって、ある意味

ふつうの人が何の疑いもなくアクセスして信じていい情報という形で整備されないといけない部分が必ずある。

言い換えると、政府提供する情報マスメディアの出す情報には

その情報をもとに個々人が判断して、民主的政治に参加していく、という仕組みになっているはずなんだけど、

戦時大本営発表とか、最近総務省統計データ不正公文書秒殺、みたいなことがあると、

個人のリタラシーでは対応できない。

国のデザインは、近代以降、憲法という形で、法律司法行政という区分けが考えられてきたけれど、

情報インフラについては、先進国でも国によってさまざまで、すごくあいまい設計になっている。

何も設計などせず、なんでも自由情報流通させておけば、玉石混交のなかから自然と正しいものが選ばれるはずだ、

みたいな楽観的な思想自由市場の考え方もあるかもしれないが、現実はそうじゃない。

やっぱり情報という観点で国を縛る何か仕組みがどうしても必要だと思うね。憲法レベルで。

記事への反応 -
  • 先日ホッテントリにあがってた韓国の偏向報道はこんなにやべーんですよ(超訳)って言ってる韓国ウォッチャー増田を見て、じゃあ俺が韓国人に生まれていたら、俺は馬鹿だから、み...

    • すごくよくわかる。 メディア・リタラシーとそのための教育の重要性がここ20年くらい叫ばれてきたけれど 普通の人が鍛えられる能力もはっきりいって限界があるからね。 忙しいし、...

    • 正しさなんてどこにもない、いくら普遍的のように見えるあれこれも、結局は数と力によってしか成り立っていないからだ 一度イデオロギーに毒されれば、せっかくの知性も結論ありき...

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