2019-07-28

インドで「俺ん家来ないか」に着いていき無事だった話

インドでの詐欺体験談ブームなので書きます。といっても、詐欺られなかった体験です。

19歳の冬に友人ふたりインド旅行に行きました。全行程10日間。デリーに着いて、道行く人々が何人も何人も日本語で話しかけてくるのにびびりました。ガイドブックには「日本語で話しかけてくる人に絶対着いていくな」と書いてあったので当然無視

デリーに一泊して、タージマハルがあるアグラへ行く鉄道に乗ろうとしたものの、この2013年の冬は大寒波でその影響か、それともいつもそんなもんなのか、鉄道24時間遅れているらしく駅は大混乱で、デリー駅の外国人切符売り場に並んで、なんとか鉄道を予約できました。

ぶじアグラに着くと、ある身なりのいいインド人のおじさんが、「アグラ観光案内します」みたいにインドなまりのつよい英語で言ってきて、当然無視しようとしていたけど、しつこく言ってきました。そして、つい値段など聞いたところ、まっとうな値段を言われたので、「まぁいいか」とOKしてしまいました。この時、これはヤバいことになったなと感じつつ、少しわくわくしていました。

三輪屋根もない簡易なバイクに乗せられ、うわぁ大丈夫やろか…と思いつつ、ふつうアグラ城とか見せてもらいました。そして、「ちょっと友達の家に連れて行く」と言われました。えぇ〜と思いつつ、丁寧に観光ガイドしてくれた恩があるので断れません。おじさんは途中、道端のニワトリ屋に行き、籠の鳥をその場でかっさばいて、バイクに入れて土産にするようです。その友達の家に行くと、日本語うまいおじさんが歓迎してくれました。繰り返しになりますが、「日本語うまいやつに気をつけろ」はガイドブックにもあるくらいの基礎情報です。「これあかんやろ〜、やばいことになった」と友人とこそこそ話します。

その日本語うまいおじさんは、日本宝石商をしていたとかで、人工のものだというダイヤモンドを見せてくれました。

そして、「ティーでもどうか」と言われました。え、これ眠り薬とか入ってて、飲んだら全財産パスポートなくなってるパターンでは、と思いつつ、飲んでしまいました。でも特にどうということもなく、楽しい歓談で終わり、ぶじ宿を見つけ、一日が終わりました。

たぶん単に運がよかっただけですね。今後もしインドとか、その他危険場所行くときもっと慎重になりたいです。といっても、ふつうに親切にしてくれる人に冷たくするのはいけないとも思ってしまうので、難しいなとも感じます。その人がいい人なのか、悪いことしようとしているのか、ぼくは運がよかっただけで、見分けるのはきっと難しいです。

  • それが詐欺集団やで。 毎回毎回、お金を奪っていたら誰も引っかからなくなるやろ? だから、問題ないという噂を流させるために、あえて、何もせずに帰したんや。

    • 横だけど、なるほど! 加えて元増田には「こいつを騙すのはちょっと気が引けるな」って思わせる魅力なのか何かがあったのかもしれないね。

    • 噂なんて広まらんやん はい論破

記事への反応(ブックマークコメント)

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