2019-07-03

観測範囲から逃れる

はてなーは「観測範囲」が好きだ

俺も好きだ

 

でも観測範囲問題というのは、大体無意識で起きてしま

例えば生まれてこの方緑色りんごしかたことがない人は、りんごは緑だと認識する

でも所変わればそれは赤だと認識されている

これは両方のりんごを見なければ、その観測範囲の外を想像するのは非常に難しい

 

いや想像はできるんだが

AIフレーム問題に似ている

それを想定すると情報量が爆発してしま

 

観測範囲」の厄介なのは、似たような認識の人が固まりがちなところだ

「私の周りでは皆そう言ってる」状態だと、その観測範囲から逃れるのは非常に難しくなる

 

ネットで異なる意見検索してみたらどうだろうか? しかしこれが難しい

検索スキルが無いと声の大きい範囲意見ばかり見えてくる、観測範囲インターネットになるだけだ

ネットde真実」とか、「マスコミ世論操作している」と言ったものもこのズレによって生じる

統計を調べてみたらどうか? これも中々難しい

データを適切に読み解くのは至難の業だ、どのような調査をしたかどうかもイマイチ書かれていることが少ないし、そもそもそういう統計がある方が稀だ

 

観測範囲はどこまでもついて回る

一つ対策があるとしたら、観測範囲の外の存在を常に意識することだと思う

無知の知に似ている

自分の主張の中に観測範囲によるバイアスが働いていないか注意し、場合によってはそれをピンポイントで調べる

自分認識がどれだけずれているか調べるのは基本

もっと重要になるのは「こういう認識存在するだろう」という仮説だ

仮説を立てて、実際そういう認識の人が居るか調べる

見つけたら、どのくらい居るかという量についてはそこまで追い求めない

量を調べるのは非常に難しい

ひょっとしたら、100人居たとして、99人は1人の意見同調しているだけかもしれない

せいぜいわかるのは「1人いる」「2人いる」「それ以上居る」くらいだ

ここまでしてようやく少し観測範囲呪縛から逃れられる

 

まあ、観測範囲問題的な発言をしちゃうのは、そういう注意が疎かになり油断した瞬間に起こるんだけどね(そしてブクマカ拡散される)

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