2019-06-13

知らないおっさんに殴られた話

本件、増田で供養させていただきたく。

先程自宅に向かう途中、自転車に乗った人と腕がぶつかり、その相手に絡まれた。

そいつはまぁ腹が立っている様子で、「お前ぶつかってきたよなぁ?」とか「会社どこだよ!?」とか言ってきた。他にも何か言っていたが早口で聞き取れない。俺の風貌に対する誹謗中傷もあった気がするが内心パニックになり何も言い返せなかった。

徒歩通勤健康的なサラリーマンの俺はただ歩いてただけだ。スマホもいじってないし、音楽も聞いてない。後ろからぶつかってきた相手の方がどうかしてると思う。ただ、そいつにしてみれば俺がふらふら歩いてのかもしれないし、目撃者もいないので水掛け論になるのはすぐに気づいた。

問題なのはそいつ風貌だった。無精髭を生やした、髪型坊主で小太りの、Theパワー系池沼みたいな奴だった。人は見かけが9割とはよく言ったものだ。

こいつに関わるのはダメだ。身の危険も感じるし、何よりこんな奴のせいで社会的に死にたくなんかない。1秒でも関わりたくない。

俺は、人違いですよ、とだけ言って相手にせず帰路に戻った。そしたら奴は自転車で追いかけきた。「おい!」とかなんとか言ってるが他は早口すぎて全く聞き取れなかった。仮に走って逃げても奴は自転車で逃げきれないだろうと判断し、俺は平常心を装ったまま奴を無視して人の多そうな方へ早足で歩いた。

シカトが効いたのか、相手は俺の肩を2発殴った。自転車に乗ったまま殴るとは器用な奴だ。だが、悲しいかな。ここ半年継続して筋トレをしてきた俺に、足腰の入っていないパンチは大したダメージではなかった(浮浪者みたいな奴に殴られたという心の痛みはあった)。

俺は気にせずに歩いた。殴っても何もしてこない俺に、そいつは興味を失ったらしい。周りに通行人もいたからだろう。相変わらず聞き取れない早口でまくし立てながらどこか別の方向へ行った。俺は最小限のダメージで終えられたことに感謝帰宅した。話はここで終わりだ。

まず、当たり場所がよかった。顔や頭なら助けを呼んだだろう。だが顔や頭とは違って肩は鍛えることができる部位だ。

そして、殴られはしたが、嫌な相手に関わる時間を最小化できた結果は何よりも価値のあるものだと俺は思う。警察を呼んだ場合、彼らが来るまで奴の相手をしなければいけない。その上、事情聴取まで受ける羽目になる。主張の食い違いもあるだろう。奴が裁かれようと厳重注意になろうと関係ない。こんなイベント自体、1秒でも俺の日常には不要だ。

運と、筋肉と、継続感謝する。これからも君らの良き隣人でいられるよう驕らずに努めたい。

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