Facebookを眺めていたら、Amazonの広告が表示されているのが目に留まった。
カルーセルという広告メニューで、左右にスワイプできていろんな商品が見られるようになっている仕様だったんだけど、僕はその1枚目を見たときにぎょっとしてしまった。
Amazonが出稿しているカルーセル広告では、商品イメージとなる写真と商品ページのタイトルが表示されるようになっているのだけど、写真と商品名がパッと見た限り、どう見ても(えっちな方向で)アウトだと思ったからだ。
ピンク色でシリコン製と思しき質感のモノの、複雑な構造の断面図を捉えた写真である。
商品名は「[xxxx xxxxxx(ブランド名)] エンジェル おねだり天使」。どう見てもオ●ホです、ありがとうございました。
Amazonといえば保有するテクノロジーを遺憾無く発揮して、購入した商品や閲覧履歴をもとになかなかクレバーなリコメンデーションをしてくれることで有名なので、パッと見えっちな商品が「おすすめ商品」になっていることにひどく動揺した。
あれ?僕はオ●ホなんてAmazonで買ったっけ?そもそも検索したことあったっけ?オ●ホそのものは見てなかったとしてもおすすめされるということは関連製品は見てるのかな?何を見たんだっけ?アダルトな商品はそもそもAmazonにあるんだっけ?これって僕にしか見えないんだよね?大丈夫だよね?
硬直する身体とは裏腹に頭の中を思考が忙しなく駆け巡ること数十秒。
震える手でブラウザのシークレットモードを起動して、ブランド名と商品名を検索してみたら大きな安堵のため息が出た。
どうやら、ハンドメイド作品として石膏や粘土などで天使型の小物を作るためのシリコンモールド(シリコン型)だったらしい。
それがわかると、あちゃーえっちなのは自分だったかー!と急に恥ずかしくなった。
でもさ、あまりにも紛らわしいからピンクはやめよう。断面図っぽく見える写真とセットなせいでどう見ても卑猥なモノになっちゃってるから。他のモールドみたいにミント色とかさ、いろいろあるじゃない。
これは絶対に僕以外も誤解する人はたくさんいると思うの。電車とかで急に画面に表示されたら慌てて隠す類のものだと思うの。
オ●ホに誤解させて注視させ、商品認知を高めるマーケティング施策なのだとしたら、相当の使い手だなーと思った昼下がりでした。