雰囲気が悪いというのは、周りの皆(=部下)がつまらなさそうに仕事をしているように見えるということ。
実際にアンケートや面談をして聞き出したわけではないけれど、大なり小なり「諦め」というか、「ここでやりたいことを楽しくやるのはもう無理だ、特に意見も言わず黙って淡々と指示に従って無難に過ごそう」という空気がひしひしと伝わってくるのだ。
そしてそのようなつまらないという感覚は、他ならぬ私(副○長の立場にある)自身も感じている。
そのように感じるのは、現在の上長が極めて保守的(?)で、チャレンジングなことをやろうとしないから。
よくある話かもしれないが、若手社員からこれまでやったことのないような案が出たときに、何某か否定的な見解を述べてそれをやらせない。
上長の「経験」上うまくいかないということらしいが、やったこともないことに対して「経験上」うまくいかないってなんだよ…。
あるいは経験すら関係なく、理由も一切述べずに「それはダメ」で終わることさえある。
ひどい。
そのくせやれといったことはさせてくる。
上長の指示命令は当然なんだが、その内容は教科書的というか、基礎的でセオリー的で、とにかく「地味」で「おもしろみ」がないものばかり。
確かに大切な基本部分ではあるけれども、ありきたりなことだけではありきたりな結果しか出ないのは明白。
何よりこれだけでははっきりいって「つまらない」。
もっと人の意見に耳を傾けるようにして、自分1人だけで抱え込む必要はないと思うのだけど、この上長は何でも自分1人で決めたがる。
否、意見は聞くことは聞くが、前提として「こうしたい・こうする」という「正解」が決まっていて、それに沿った意見ならば好意的に聞くが、そうでない意見ならばあらゆる観点から反論を述べて一切受け付けない、まさに「形式上尋ねただけ」。
だからといってそこで意見を意図的に述べないでいると「何も意見はないのか!」と怒り出すのもよくある話か。
悪い部分ばかり述べてしまったが、それを補って余りあるいいところ、頼れるところがたくさんあるので、上長の解職を求めるなどというつもりはないのだが、もう少し柔軟に、新しい取り組みにもチャレンジできる人であってほしいと願う。