昔のネットはね、完全なアマチュアなのにそれはそれはすごい人達が沢山いたんだ。
本当の本当に無償で、アフィリエイトの1つすら貼らずに凄いソフトとか凄い漫画とか作りまくってた(レンタルサーバーが勝手に貼ってくる鯖代維持用の奴はあったけど)。
AA職人、FLASH職人、エンジニア、ゲームクリエイター、ニュースサイト、各種情報提供者、おもしろブロガー、とんでもない天才たちが皆して広告収入すら得ること無く娯楽を提供していた。
今だってそういう人達が消えたわけじゃないけど割合はずっと少なくなった。
ある一定以上の実力を持っている人の中で、それ相応のお金を稼いでいる人の割合は昔の一体何倍になったのだろう。
そのことに僕は感謝したい。
だってさ、昔はさ、インターネットにいる一平民(いちへいみん)というカーストの中にバケモノがウヨウヨいたんだ。
お金を稼ぐ側とお金を稼ぐ人に広告料を運ぶ側、その違いが結果として僕を救ったんだ。
相手は自分とは住む世界が違う、生活がかかっているから頑張っているんだ、あんなに頑張れるのはきっとアフィリエイトや売名が目当てなんだろう。
そう信じ込む余地が出来た。
救われたよ。
お金を払うという行為で人は救われることがあるというが、お金を誰かが受け取っていると考えることで救われることもあるんだ。
プロのいない世界でクソザコ消費者をするより、ずっと心が楽なんだ。
伝わるだろうか。
わかるだろうか。
すげーわかるんだけど、今頑張ってる人って実は彼らが高校ぐらいの時にネットで既に頭角を現してたりするから 俺が何もせずモラトリアムやってた時に彼らはもう色々やってて、その...
懐古厨ということは伝わる