東京オリンピックのボランティアの問題は、東京オリンピック時点の問題ではなくて、現時点での問題である。
つまり、2020年のオリッピックのボランティアを確保するために、2018年には何人登録され、2019年には何人登録されるという目標を立てたが、その目標が達成されていないというのが問題なのである。いわゆる進捗が上がっていないという状態である。
問題をきちんと分析すれば、対処法も明らかである。必要なのは現時点でのボランティア登録数を増やすことであるから、ボランティアをしたら単位を出すなどという対応では不適切である。東京近郊にたくさんあるよくあるタイプの大学に対して「ボランティア登録をしたら単位を出す」ように通達すればよい。そうすれば、現時点での課題であるボランティア登録が少ないという問題はすぐに解決されるであろう。
また、「ボランティア登録していると就活に有利」という記事を就活サイトに掲載させるのも効果があるであろう。企業が欲しているのは自己犠牲して全体に奉仕する社員であるから、まったく企業の募集目的に適っている。
そして面接。
学「はい、国家に奉仕するのは国民の義務ですから」→印象アップ+1
学「はい、もちろんボランティアを断って会社の仕事を優先させます」→印象アップ+2
これで、ボランティア登録者が増えることは間違いない。進捗があがり、学生は単位を取得し、就職に有利で、企業も奴隷を取得できてまさに三方一両得である。
ホームレスに1万円わたせば即あつまる