典型的な当時のラノベ作品ってことで、それ以上でもそれ以下でもない作品なんだが・・・・
力のあるやつが、嫌な評判と演出を背負って登場し、主人公もしくはヒロインにウエメセで酷いことをする。
物語は結果として、嫌な奴が一つもダメージを負うことなく、なんらかの成長要素を主人公かヒロインに見出し、メデタシメデタシ。
そこに、「実は愛があった」「成長の仕込み」などの後付情報を、ちょこっとだけ添付して、登場人物たちが納得してしまい手打ち。
辱めを受けたり、怖い思いをしたり、それこそ物理的被害にあってる人もいるのに、なんのフォローもなし。
酷いときには、その場その場で最善を尽くしている登場人物を、一方的な価値観で全体が見えていないなどと断罪する。
知らない所で神の手(作者)により勝手に作り出された被害で、だ。
こういうの絶対に、「成長が描かれていない」とか、「主人公が最強すぎ」とか、クソ下らねぇ事をしたり顔で語るバカどものせいだよな。
問題は、一方的に他人を断罪する人間が、その資格を見いだせないほど適当に描かれてるのに、作中の人間がそれを受け入れてしまうところ。
描くだけ逆効果だと思うんだけれど、編集も作者も、なんも思わんのかね。
描くなら描くで、きっちりと人格者として、被害にあった奴へ誠心誠意の弁済させろよ。
そうしなければ、そいつはただ暴虐なだけのクソ野郎じゃないかよ。
こういう演出に出くわすたびに、続けてみたり読んだりする気力が失われるんだ。
見なきゃ良いって?
ご尤も。
これを読んだり見たりするくらいなら、まだしも異世界スマホ見てるほうがマシ。
大人が成長を導く物語ってさ、描くやつがそれなりの社会経験ないと、描けないんじゃないかな。
だったらいっそ、レベルマックスで現代日本の価値観で、遅れた中世社会を断罪して悦に入る、異世界転生ものでも書いててくれないかな。
当該作品は全く読んでないが そういう展開のストレスの緩急の付け方が稚拙で読後感もきっついのが存在して できもしないことをやるぐらいならできることをやれって ノーストレス脳...
初期なろうって言えば、劣等生(さすあに)は、主人公を超越的存在にして、大人側のバカさを、「お、おぅ」みたいに許せる作品になってたけれど、あの辺からだよね。 なろうのVRMMO...
そうはいっても「ざまぁ」系はキツイわ。主人公がその嫌な役と同じ役回りになるから同様の嫌悪感がある。