これが一番大きいのでは。パソコンにデフォルトで入っているソフトというアドバンテージは大きい。Webが普及した理由である「パソコンに元々入っているブラウザで見れる」点と同じだ。
これはもう説明不要だろう。例えばレイアウト調整のしやすさはRedmineとかJIRAとかのWebベースのツールとは比べものにならない。
神Excelを非難する連中が何故かスルーしているポイント。アウトプットはそれを読んで評価する人が居るから価値があるのだ。
評価する人にとっても、特別なソフトや特別な操作(ログイン等)が要らず、慣れ親しんだフォーマットと操作感でアウトプットを扱えるというのは、ビジネスにおける必須条件だ。
この話をすると必ず「評価する側も変わるべき」と言う奴が出てくるが、評価する人は同じ職場の人だけではない。「監査法人」もいるのだ。その監査法人は監査の正当性確保を理由に、監査手段を極端に変えない傾向がある。Excelじゃないと監査を受け付けてもくれないのだ。監査してもらえなかった暁にはみんな東芝状態になる。
もしそれが嫌なら、そこらへんでブログでも書いてるほうが良いだろう。
最近は神Excelの代わりにクラウドを使おうと言ってる人が居るが、コストに加え、このリスクが上乗せされることをスルーしている。
つまり、神Excelを無くすには、Windowsが無くなるか、Excelに代わるクライアントソフトをマイクロソフトがExcelの後継として出してくるのを待つしかないだろう。
そして後継ソフトがまた「神○○」と叩かれる未来が来るのである。