スマホゲームって最新のゲームを装ってるけど、その根底にあるのはウィザードリィシステムだよなぁ。
ウィザードリィはPCやゲーム機で動いた市販ゲームソフトウェアだが、その前身にあたるゲームは、確か米国の大学の学生二人が、学校で生徒みんなでログインして使う共有コンピュータ(unixだったかな?)で動くものを作った。
特徴的だったのは、二人の学生が作っていたプログラムをニコイチしたこと。
3Dダンジョンの画面上をプレイヤーが探索して歩くピコピコゲーム部分と、特徴的な項目を複数用意したモンスターやキャラクターデータのデータベースの両方が融合したことだった。
この融合により、キャラクターを成長強化したり、毒を喰らって定期的なダメージを喰らうようになったり、敵キャラクターに雑魚からボスまでの段階的な強度をもったバリエーションを持たせたりといった、より詳細なキャラクター設定をゲームの中に持ち込むことが可能になった。
ウィザードリィ以前のゲームといえば、画面上でドットやキャラクターピカピカ光ったりBeepBeepうるせぇピコピコゲームの部分だけのことを言ったが、ウィザードリィ以降はピコピコゲーム部での操作がキャラクターデータベースに変更を加える進化形のことを言うようになる。
でもって、これを現在のスマホゲーに当てはめてみると、まるっきりそのまんまじゃんと思うのよ。
大体スマホゲーって、アクション/パズルパートとキャラクターの強化などのマネジメントパートの二つに分かれてるでしょ。
ウィザードリィ以降スマホゲーム以前までは、プレイヤーから見てアクションゲームパートがすべてに見えるように作られていて、データベース部分は裏方として直接的に見えないようにしてあった。
それが携帯スマホゲーが登場して、逐次課金システムが成功して一般化すると、所有キャラカードデータの一覧表示が必須になった。
金払ってキャラクターカード手に入れてる客に対して 、買ったものをはっきりと見せる一覧表示が絶対的に必要な機能となる。
それ以降キャラクターデータの明確な表示を含めたマネジメント機能が、ゲームの機能のひとつの柱として分離され大型多機能化した。
アクション/パズルパートとキャラクターの強化などのマネジメントパートの二つに分かれてるでしょ。 それスマホゲーのなかのごく一部の話でしょ。