読んだ。
その時のことを思い出して、懐かしいような、こそばゆいような気持ちになった。
高認の過去問題集の表紙デザイン、七年前と変わってないんだな……。
など、今まであまり身近に感じたことがなかったタレントさんに対して一気に親近感を覚えてしまった。
かあい氏は今回の高認試験で、惜しくも数学のみ不合格だったようだ。
かあい氏がどのように勉強されたのか、ブログの過去記事をまだ読んでいないため不明だが、高校一年生の一学期で中退し、何もかもチンプンカンプンの状態で勉強を始めた私の場合はどのようにしたのかを僭越ながら書いておきたい。
まず私は新大久保にある教科書販売店に行き、棚にずらりと並ぶ各社の教科書の中から、最も易しそうで最もページ数が少ない「数学 I・A」の教科書を選び購入した。
そして最初から最後まで精読しつつ、すべての練習問題を解いた。
その教科書はイラストが豊富で字も大きく、パンフレットなみの薄さだったので、自分でもちょっと頑張れば最後まで読めるかも……と思えたのが良かったんだと思う。
数学に対する苦手意識が強いあまり、はじめは教科書を見るだけで冷や汗が吹き出し、吐き気を催すほどだったが、一周目をなんとか終えたときは驚くほどの達成感があった。
最終的に、教科書を四周した。
四周目には、一周目であんなに苦戦していた練習問題も瞬時に解けるようになっていた(問題と答えをすべて覚えてしまったというのもあるが)。
しかし数学に勉強時間を割きすぎた結果、他の教科は準備不足となり、高認試験そのものは不合格。
惨憺たる結果に終わった(こういう要領の悪さが私が中卒になった原因のひとつなんだろうなー)。
というわけで、高認の数学は過去問題集だけだと解けないかもしれないが、教科書を使い繰り返し練習問題を解けば私のようなアホでも点数はとれたという話。
最後に。