2017-08-23

うちの上司

うちの上司はぱっと見の印象と実際の性格仕事のやり方が全然違う。普段はへらへらして適当冗談が大好きで、暇さえあれば飲み会ゴルフばかり行っているように見えるし、実際飲み会ゴルフの回数は半端ではないんだけど、仕事資料を作って「見てください」と持っていくと案外きちんと見てくれる。しかも私が休んでいるとき本社からその資料について「数字おかしい」と指摘が入ったら私の代わりに数字計算しなおしたうえに本社側で直した部分の確認までしてくれていた。昔経理系の部署にいたせいか日本語単語固有名詞を度忘れすることはあっても、案外数字には厳しかったりする。

その上司と同じ歳でとっくに管理職になっている人もいるので、別に出世が早いわけではないけど、人脈が広いうえに、偉い人に気に入られ度が半端でないので、下手に評判の悪い管理職より強い権力を握っているのではないかと思う。うちみたいな大きな組織で何が重要かって、人脈とコミュ力と周囲の評判だ。私より少々年上なだけなんだけど、持っているものの量が果てしなく違う気がする。なんかね、自分は人脈とかコネとか作るのすごい下手くそで、別に嫌いじゃない相手にも壁を作ってしまうところがあるので、正式ルート以外の情報が入ってくるということが全然ない。非正式ルートをいっぱい持っている人、いろんなところに仲良しがいる人の情報収集能力が羨ましい。

う~ん、自分はどこで乗り遅れちゃったんだろう?確か就職して2年目ぐらいのとき上司に「いろんなところで立ち話をできる相手がいるぐらいが良いのよ」と言われたけれど、私が苦手なジャンルがまさにそこだった。ある程度人脈を持っていれば、人事異動シーズンになるといろんな情報が飛び交ったり、「お前は今度はここだ」という話が一足早く来たりするものらしいけど、私は正式ルートで話が来るまでただただ待っているしかない。

別に出世を望んでいるわけじゃないけど、そういう情報を教えてくれたりする人がいないのがとても寂しい。あと、ある程度評価の高い人は「○○さんってどんな感じ?」などと情報提供を求められるらしいが、そういう話も来たことがない。一言でいえば「信用がない」で片づけられてしまうんだろうけど何だかなぁ…。普通に上司や同僚や先輩・後輩と仲良く働ける環境を求めて生きていたはずなのに、気が付いたら全然違うところに来てしまっている気がする。

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