「勝ち組負け組 由来」でググると、ブラジルの日本人が第2次大戦での日本の敗戦を信じるかどうかで、日本は勝ったと主張する組と負けたと主張する組で分かれたのが由来だと表示される。
ただ、自分個人の記憶としては、20年前に読んだ麻雀漫画のセリフが最初だ。
「勝者・敗者」という言葉は前から知っていた。「者」は単数形だけでなく複数形でも使えると思う。
しかし、この「組」という言葉は、複数形の意味はもちろん、ある基準でのまとまり、それも一時的ではなく固定化したまとまりの意味もあると思う。
その意味で、「勝率が悪い人たち」を表す「負け組」という言葉は絶妙だ。
だから自分としては「勝ち組・負け組」はギャンブル用語として認識していた。
だが、やがて一般でも広く用いられるようになった。自分はそれがずっと嫌いだ。
ギャンブルならば、評価基準は単一だから勝率を気にすることは重要だと思う。
もっとも、自分がこのように毛嫌いするのも、もともとはギャンブル用語だったはずだと考えているからだ。
自分が負け組に分類されると、「戦略や理論に誤りがあるのに、それに気づかず直さず、漫然と負け続ける愚か者」として痛烈に批判されていると感じてしまう。
「勝者」という表現ならば、その以外の人々は「敗者」もいれば「競争を継続中の人、再挑戦をしている人、また、そもそも競争に参加していない人、関心がない人」もいると想像できる。
しかし、「勝ち組・負け組」では必ず二分される。不本意な評価基準での比較に強制的に参加させられる。そのように感じてしまう。
ただ、はじめから一般用語として認識している人なら、もっとゆるいイメージなのかもしれない。
「勝ち組」も「勝者」も大差ないのかもしれない。
20年ほど前、1996年から2000年の間くらいに日経新聞か自動車雑誌経由で知った気がする。誰が使い始めたんだろう? Amazonで検索するとそれ以前1980年代は麻雀本か競馬本のタイトルとして...
> Amazonで検索するとそれ以前1980年代は麻雀本か競馬本のタイトルとして おおー。やっぱりギャンブル関連でよく使われてたのかなぁ。 非情だけど真剣勝負の世界にはよく似合う言葉...
https://ja.wikipedia.org/wiki/格差社会 によると 「勝ち組」「負け組」の格差拡大を指摘した2004年の山田昌弘の著書『希望格差社会』が格差社会についての出版の嚆矢となった[67]。 の影響が...
やっぱり2000年代前半かぁ。自分が麻雀漫画で知ったのもその頃で、直後にテレビや雑誌でも見るようになって、「ギャンブルでの非情な掟というイメージとは違って下品だな」と感じた...
15年ぐらい前のOLがいっぱい出てきたころだったと思う 仕事だけで結婚してない女が負け組、みたいな