2017-05-07

欧州移民二世ムスリムテロ攻撃する心情を理解できる

性同一性障害で数年前に性別適合手術を受けて戸籍性も女になった。

しばらくそんなことも忘れてた折り、ふと思いつきでTwitterキーワード検索したら、純女(業界用語で「生まれつき女性」の意)からと思しき辛いツイートがたくさん目に入った。

曰く、「生理もない妊娠出産もできないクセに女の仲間入りして知ったような口を利くな」と。

そんなの貴女に言われなくても、皆さんと同じく思春期の頃からずっと苦しんできたよ、180度逆向きに「何で私はそれが無い側なんだ」って。

だって、いやMtF(Male to Female,男性として生まれたが女性として生きることを選んだ人)は皆思ってるよ、「好きでこんな身体に産まれてきたんじゃない」って。それは生理とかを疎ましく思う貴女だって同じでしょう?

私はふと思い出したよ、今いるラボでの同僚たちについて。

彼らのバックグラウンドはいろいろあるし、ここにはチャイニーズアラブ系留学生もいれば移民二世ホームグロウンな連中もいる。

特に風当たりが強いムスリムも、自分意志で来てる留学生ならまだ差別的な取り扱いに耐えられるかもしれない。でも移民二世はどうだろう?

彼らはどれだけ国家国旗に忠誠を誓ったって「あいつらはムスリムだ」ってまるでテロリスト予備軍に見られてるんだ。好きで異邦人としてここに生まれ育ったわけでもないないのに、自らのルーツとは異なる地なのにあえて信頼してきたまさにその国家に、その国民に裏切られ続けてるんだ。

私たちだって構造は多分同じなんだろう、好きでこの身体に生まれ育ったわけでもないんだ、だからこそその生まれ持ったのとは異なる性別にassimilateしてきて、でも結局は相手からまさにその生まれ持ったルーツ理由として拒絶されて。

それがどれだけ尊厳を傷つけられて屈辱的なことかわかりますか?わからないならかまわないです。私は彼らの痛みが、苦しみが、切ないほどにわかるんです。そして何もできないから、あまりに苦しくて居たたまれないんです。そうやって苦しんでる人がこうしてどこかで一人の「女」としているんだ、って皆さんに知ってくれていれば私はそれで十分です。結局は肌感覚じゃないとわからないでしょうから

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