今回はとなりのヤングジャンプ
110話の感想で、闘技大会編のテーマを考察したけれども、今回はそのアンサーにあたるね。
闘技大会編で提示された「ヒーローの必要性だとか意義」とは、第102話のスネックの自問が分かりやすい。
「勝てない相手にどうすべきか」ってのは、無免ライダーと深海王のを筆頭に何度か趣を変えて描かれていることだけれども。
今回はそこに「自分より強くて、守る必要のない人間」という要素が含まれてくる。
あまり気にしたことなかったけれども、フキダシ外のセリフが割りと小ネタ利いているね。
本作はいい話のまま終わるパターンもあるし、今回はそちらのほうが収まりがいい気がしたから油断していたってのもある。
主要人物が衣装入れ替えるのって、二大ヒロイン構成の漫画とかがよくやる定番ネタだね。
こういうのってギャップによる魅力や、普段のデザインの妙などが窺えたり、それがヒロイン二人同時に味わえるわけだから一粒で二度美味しいよね。
ダッチワイフはツッコミしつつネタも入れていくものだから、今回みたいに味方が誰一人もいないと、すごくせわしなくなるね。
それにしても、良さそうな服を着てみたら思いのほかダサいと気づく、ってのはリアルでもあったりするのかなあ。
個人的にはピンとこない出来事なんだけれども、自分というフィルターを通して見て、初めて目が覚めるものなのだろうか。
いや、今回はモノがモノだから、余計そう感じるだけなんだろうけれども。
なんだかラブコメとかでよくある、扇情的な衣装を着たヒロインが「何よこれー!」っていう「いや、着てから言うなよ(気づくなよ)」という構図の間抜けさも、案外リアルにあったりするのかもしれないと思ったり。