会社辞めてフリーランスになりますとか学校辞めてフリーランスになりますとか言うの最近流行っているけど、そういう人って大抵が「会社or学校を辞めたい」というところからスタートしたんじゃないかな。
「挑戦しないのは逃げだ!」みたいなことを言いながらその人達は独立していくけど、自分にはその人達が社会から逃げるためにそういう道を選んだようにしか見えない。
大々的な宣言のわりに、何をこれからしていくのかは不透明なことが多いし。
「仕事しながらでもそれできんじゃね?」みたいなの多いし。
まあ逃げは悪いことではないと思うけど、逃げた先でどうするのか?というのは気になる。
「フリーランス宣言をしたら周りの人間に驚かれた」みたいなことをいう人がよくいるけどそりゃそうだよ。
「じゃあお前個人で稼いでいく力あるの?」ってみんな思ってるんだよ。
では、「君が稼いでいくための力は何?」と聞かれた時、どれだけの人がはっきりとそれを答えられるのだろうか。周りを納得させられるだろうか。
基本的にそういう人たちはネットと文章を使って稼いでいこうと目論む。
ネットはだれにでも使えるし文章はだれにでも書けるからそういう道に行き着くパターンが多い。
文章書くのは確かに楽しいから、自分のやりたいことはこれだ!と道を見つけたような気になる。
そして自分と同じ文章を書く人間というのはいないから、自分が特別なことをしているような気になる。
その人の文章はその人にしか書けないから、その文字列に多くの価値があるような気になる。
でもその人の書く文章というものは、他の人間が「お金を払ってでも読みたい」と思えるものなのだろうか。
たしかにアドセンスやらクラウドワークスやらがあれば、少なくとも今は無料レベルの文章でもお金はもらえる。
ただ、フリーランスになるということはずっとその道で稼いでいくということなのだろうし、無料レベルの文章を武器に独立というのは不安があるんじゃないかと思う。
なぜそこまで自信を持って「イケる」と思うのかはわからないけど、ネット上に多数存在するフリーランスさんの存在もそれには関係しているのかな。
インターネットというのは自分の知りたい情報ばかり目に入るようになっている。
だから、フリーランスという世界に興味を持った人は、フリーランスで稼げている人間の情報ばかりを見るようになる。
「誰でもフリーランスとして稼いでいけます」とか、「今の時代、フリーランスはそんなに変わったことではない」みたいな無責任なことを言う人もたくさんいる。
その人にとって知りたい(都合の良い)情報ばかり目につくようになるから、洗脳みたいにだんだんと「いけるんじゃね?」となっていく。
そのフリーランスさん達に罪はないとは思うけど、その言動が時に人の人生を良くも悪くも変えることだってあるというのはわかっていてほしい。
フリーランスとして一生稼いでいくって考えれば考えるほどとんでもない道だと思うし。
あと石田くんはさっさと自分の価値観を変えるような出会いをして再受験なり再入学なりしてほしい。
18歳とか余裕の余裕で取り返し可能だし。