ネットで有名な、詭弁の特徴のガイドラインは良い物だと思います。
ただ、少しの欠点と思われるところもあります。あの例は単純化されていて、実態と少し合わない気がします。
確かに言いたいことは分かりやすいのですが、実際の議論ではあそこまで分かりやすい感じであることは多くは無いのではないでしょうか?
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%EB%CC%CA%DB%A4%CE%A5%AC%A5%A4%A5%C9%A5%E9%A5%A4%A5%F3
例えば下記です。
「ところで、カモノハシは卵を産むのを知っているか?」
実際の議論では詭弁のガイドラインの6条だとぱっと見て分かることは多くないでしょう。
相手の論者は、それこそ読者が一見惑わされるほど、書いている本人が「これは話が逸れている」と自覚していないが如く、
前の文章から巧妙に話を逸らし、あたかも関係のある話に見せかけることもあります。
特に、「ところで」などという親切な前置きが付くことは希ではないでしょうか。
下記も同様です。
2.ごくまれな反例をとりあげる
「だが」などという親切な前置きが付くことは希ではないでしょうか。
4.主観で決め付ける
犬自身が哺乳類であることを望むわけがないという言い方は常識的に違和感があります。
それより、学会がその分類を認めるはずが無い、哺乳類であるという分類にすれば他と整合性がとれなくなる・・などという発言が多いのではないでしょうか。
「犬が卵を産めるようになれば良いって事でしょ」
実際にはここまで変な言い方はしないと思います。
犬の例で言えば、あなたがあらゆる本を調査して、犬がどういう分類になっているか確認してはどうですか、学会で発表してはどうですか・・程度では無いでしょうか。
ところで、履歴書は手書きにするべきかどうかの話で、アメリカ型の雇用習慣にするか、日本の慣行で行くかの2択を持ち出した人がいたのですが、これも「ありえない解決策を図る」の一つだったのでしょうか?
「確かに犬は哺乳類と言えるかもしれない、しかしだからといって、哺乳類としての条件を全て持っているというのは早計に過ぎないか。」
「哺乳類としての条件を全て持っているというのは早計に過ぎないか」というのも分かりやすい例ですね。
実際には「哺乳類としての条件を全て持っているわけでは無い」という感じが多いのでしょうか。