私の働いている職場では年に2回、6月と12月にちょっとしたパーティーがある。パーティーと言ってもドレスコードは必要なくて、ホテルのホールに200人くらい集まって食事をする会で、いつもよりはちょっと綺麗めの洋服を着ていくくらいのフランクなパーティーなんだけど。
私はこれが嫌で嫌でたまらない。だいたい1か月前くらいに出欠を取られるが、もちろんこれも仕事のうちなので行きたくないから不参加、という訳にもいかなくて痛い胃をごまかしながら参加をしている。なのでこの時期になると「あ~また今年もか...」なんて全部低気圧のせいにしたいくらい心が落ち込む。外は快晴なのに。
参加者は同業者がほとんどなので、年齢層は高め。参加者の中でも私くらいの年代の人は今までほとんど見たことがなくて、母くらいの世代の人がしきりに話しかけてくれる。きっと気を遣ってくれているんだと思うし、その気持ちはとても有難いから、表情筋がつりそうなくらいの愛想笑いを顔に張り付けていることが気づかれていなければいいな、と思う。
ただ、年に2回のこのパーティーは2時間、と時間がはっきり決まっているところだけは好き。そうじゃない職場の飲み会は何時に終わるか分からない中、ダメだと思いながらもなんどもこっそり時計を確認している。帰りは経費でタクシーを使わせてくれるので「電車の時間が...」なんて常套句は通用しないのがつらいところ。
私はお酒を飲むことが好きだけど、仕事関係の飲みの席ではお酒の味が全部まずく感じる。ご飯も味がしない。喉を異物が通り過ぎるのをまずいアルコールで流し込みながら、心が死んでいくのを感じる。この数時間だけでもブリキの心になればいいのにと念じながら、飲み会がお開きになるのをひたすら待つ時間が永遠に感じられるほど長い。父ほどの世代の人からベタベタとボディタッチをされることも、プライベートな質問をされることも吐き気がするほど嫌で仕方ない。
セクハラに耐えるのも仕事のうちだと言い聞かせないとやってられないけど当然給料が発生するわけじゃないから、職場の飲み会なんてサービス残業の一種だと思ってる。時給が発生すればいいのに、なんてこと言ったら「これだからゆとりは」なんて言われるんだろうか。
自宅に帰ってからふっと涙腺が切れたようにわんわん泣いたこともあった。それでも仕事は続けるしかないし、飲み会が嫌だというだけで辞めるほど浅はかじゃない。結局は自分が社会的に弱い立場にいることをひしと実感するだけだ。
ゆとりよりは上のいわゆるロスジェネ男だけど、職場の飲み会については増田に同情するよ。 ほんと、苦痛な無賃労働でしかない。
俺もすっげえ嫌だから気持ちはわかるけど 年に2回数時間程度ならマシな方だよ… あと若い女と話したいだけのおっさんキャバクラ行けよって思うよね 男から見ても気持ち悪いわああ...