怠惰に生きれるなら怠惰に生きたいというのが人間の本質なのだと思う
世の中が便利になるにつれ、計画を立てる必要がなくなり、約束を守る必要もなくなってきている
つまり、できる限り頭を使わずに済む社会が、つまり、便利ってことなんだろう
でも、一定期間に必要なものを、必要なだけ考えて、どこかで時間を作って買いに行くことだって本当はできるはずだ
平日なら、夜8時に閉まる店に行くためには、週に1度か2週間に1度くらい、頑張って仕事早く終わらせて早く帰れるように計画すりゃいいだけで、無理な話じゃない
あとは待ち合わせ
携帯がここまで普及する以前、と言ってもつい15年ほど前までは、待ち合わせというのは時間と場所をきちんと決め、それに必ず間に合うようにきちんと予定を終わらせて向かうものだった
今は、ごめん、1時間遅れる、ってメールしときゃいつ行っても大丈夫って思ってるやつばかりになった
電車もそう
人口が多すぎて輸送できない都会はガンガン電車走らせる必要があるけど、スカスカの電車が5分に1本も走る必要があるか?
時刻表見て、計画的に駅に向かうようにすれば、15分に1本で充分なエリアはたくさんあるはず
時刻表見る手間を省くためだけに、スカスカの電車が走るのってどうなのよ
欲した時に、いつでも、欲したことができるというのは、便利なようで、人を堕落させ、そして社会としては非効率だ
スーパーもコンビニも、営業時間でさっと終わって、エネルギーも人件費も節約して、店員は勤務後に別の仕事したり、消費行動をしたり、すりゃいいと思う
営業時間内に行けるように、世の社畜たちも効率的に仕事終わらせて勤務以外の活動をすべきと思う
もちろん、本当に激務で少しの時間も取れない人も中にはいるのも知っている
でも、そういう人はごくごく一握りだし、残りの圧倒的多数の人は怠惰に暮らしてるだけなんだよ
そこまでの激務の人の仕事は、怠惰で暇な人に振り分けた方がいいと思うし、それに、激務の人も本当は激務な自分に酔いたいだけの人も多い
同業で同種の仕事やってるのに、メリハリつけて帰る人も、ダラダラ泊りこんでる人も、両方いるのが大概の激務な職場だと思う
もちろん例外的に、本当の本当に全員過労死していく職場もあるんだとは思ってるが
とにかく、忙しくて計画が立たない、忙しいんだから怠惰で仕方ない、というのはほとんどの場合で甘えだし、怠惰であることは疑いようがない
世の中全体が、怠惰にダラダラ生きられて、無計画に非効率に暮らせることが便利だと思っているなら、そんな社会は衰退するしか未来はない
飛脚「LINE捨ててもらってそろそろわしらに仕事くれへんとな」
効率化する便利は本当に便利だろう 飛脚とか非効率すぎる しかし、いつでも連絡できることで待ち合わせとか人間関係は怠惰になってる部分があるわな
飛脚「わしらが不便だと思えるようになったのも、もっと便利なものが世の中に出てきたおかげなんじゃよ?」