2016-02-05

初めて接待された話

まだドキドキしてるから書く。


去年の年末ごろから会社の偉い人の鶴の一声で、出入り業者とかに値引を交渉したり、いらないサービスとか保守とかをやめたりとか、無駄支出を極限まで削ることになった。


大した仕事も取ってこれてないのに異常に旅費交通費が高い人とか、交際費が多めの人は冷や汗かいたり、自分自分部署支出の洗い出しとかさせられて窮屈な会社になった。


なかでも最悪だったのが今まで随意契約でよかった発注が必ず相見積もりとってからじゃないと発注できなくなったこと。


勝手知ってる会社に任せっきりで、何の問題もなく最初から最後までビシッとやってくれてた仕事を、もし、他の業者が激安の見積りなんか出して業者チェンジなんかになったら非常に困ることになる。


と思ってたら案の定、半分の見積り出してくる業者とか出てきて、自分がその部署はいってから5年前にはすでに仕事を任せていた、人生の大先輩みたいなその人に契約更新しない電話入れたときはさすがにきつかったし、これから始まる新しい業者への引き継ぎ作業のこと考えると先が思いやられて死にそうにはなっている。


そんなこんなで、なんでも相見積するようになってから最悪の事ばかりだと思っていたんだけれど、先日、生まれて初めて接待・・、たぶん接待を受けた。


この業者さんは2,3年前から比較的付き合いの浅いところだったんだけれど「相見積もり取るようになりました」っていったか対応が良くなった訳でもないんだけど、いつも通り良い対応してくれて気分が良くなったところに、一緒に皆さんで焼き肉でもどうですかっていわれて、行った所がかなりヤバ目の高級鉄板焼きの店だった。こっちは3人で向こうは2人の5人で行ったんだけど、肉のメニュー表チラ見したら万単位とかで、多分10万以上だったんじゃないかと。接待だと思ったのに仕事の話は一切しないのは拍子抜けだった。でもその後、その時渋いワインととろける肉を食べながら趣味の話で盛り上がったとき「行きたかったのにもうチケット無くなっちゃったんですよ~」って話したときチケットを、「偶然知り合いがチケット持ってて行けなくなったので」って言われて2枚貰った時は手練れだと思ったし、お金払うって言ったとき「いらないですよ~」って言うかもしれないと思ったのに、あっさり定価を言って受け取るところも、仕事とか関係なく人として付き合いたくなるこの感じ、タダ者じゃないと思った。


こんな懐の入られ方したら、誰だって見積り相手情報流しちゃうよな~って思いながらも、これが自分の知らなかった大人の世界なの??と新しい世界垣間見たかもしれない20代最後の2016年。


嫌なことばかりじゃなさそうだ。

  • こうやって情報をダラダラ流して会社に損害を与えるスパイが出来上がるんだね。勉強になるわ。

  • 急に窮屈になるぐらい本気でギリギリのコスト削減を始めた会社はマトモな会社だと思う。(良い会社かどうかは別) そんな会社が、いつまでも社員のコンプライアンスを見逃すかと思...

  • 実際、1000万単位の仕事なんかだと、普通に相みつで100万単位で減らして戦うよりも、接待に100万使って確実に受注受ける方がずいぶん安く上がるからな。一度共犯関係になったら、担当...

  • こういうのってどっからが接待になるんだろ。 普通に友達の会社に仕事頼むってこともあるだろうし。 しかし、うらやましい。

  • 接待慣れすると接待してこない業者が物足りなくなって、自分から接待ほのめかす最悪な種類の人間になっちまうぞ。 しかもオマエ女だろ? オッサンならある程度お互いWinWinってこと...

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