2015-09-10

作品の受け取り方は読み手感性次第」にも限界あると思うんですが

作者へ「この作品のメッセージは?」って質問をするな - Togetterまとめ

あなた作品から受け取ったものあなたにとってのその作品です」っていう話って一見イイハナシダナーって思うかもしれないけど、限度って物があるよね。

この話の面白いところは、このスプツニ子さんが別件で、あたかも固定的な「作品メッセージ」が存在しているかのような主張をしていること。

人工知能学会の表紙は女性蔑視? - Togetterまとめ

単に「私はこう感じて気に入らなかった。他のどう感じるかは知らない」だったらともかく、明確に「こういうメッセージが読み取れるから駄目」という主張のように思えます。結果として作り手側は「自由解釈してください。受け手自由に任せます」という態度が取れなくなり、釈明することを求められていた気がします。なんかこれ、矛盾してるように見えて、どっちも正しいような気はします。

てゆーかさ、これ単に言葉不自由さって話じゃねえの?

個人的には作者と作品は完全に独立してるわけじゃないと思うんだよな。 切り離して考えたい人は考えてもいいけど、それだけが唯一の正解とか言い出すとなんかバカっぽい。

作者に伝えたいメッセージが無いわけでもないと思う。いやあるでしょ。ただ、作者の伝えたいことは、簡単に言語化できるようなことじゃなく、もっと混沌としていたものであり、それを言語化しようとするとどうしても一部しか切り取れない。だから言葉で説明できないしするべきもんじゃないって話でしょ。

言葉問題なのか、作品メッセージ性の関係性の問題なのか、それがごっちゃになってるよね。



あとさ、上で紹介したスプツニ子さんみたいな事例があるかぎり、あんたたちに敵意はありませんよっていう消極的メッセージ発信は必要なっちゃうわけだよね。

まり、この話って、暇を持て余した上流階級の遊びって感じですかね。あほらし。

自由の名に値する唯一の自由は、われわれが他人幸福を奪い取ろうとせず、また幸福を得ようとする他人努力を阻害しようとしないかぎり、われわれは自分自身幸福自分自身方法において追求する自由である

表現の自由だの何だのの理想だって、あまり民度が低過ぎたら、どうしても「こいつらには自由に喋らせるな」って気分になっちゃうのがつらいよね。



ハックルさんがんばれ。

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