2015-06-10

主語がでかい話を吐き出してみる

ほら、男性の中に何割か痴漢がいる、という現実はこんなにも争いを生む。

まともに生きている男性は「関わらなければいいや」で済む。

まともに生きている女性はまんべんなく被害に合うので、戦わなければいけない。

(その脅威は、男性は娘を授かったときに初めて意識する人も多いみたいだ)

女性はまともな男性痴漢をわけて戦えればいいけど、「お前痴漢だろ」といってターゲットにするわけにいかないので、男性全体に向かって呼びかける。

まともな男性はそうだね、と聞いてくれつつも、あまり言われると面倒だな、というメーターも上がっていく。

かわいそうだとは思うけど、自分犯罪者みたいに扱うなよ、女性は気にしすぎ、という意見が出てくる。

相容れない。

個人単位になると、そこまで男性放置はしないと思う。

たとえば、自分恋人や娘が、目の前で痴漢にあったらさすがに助けるだろう。

痴漢に対して腹も立てるだろう。

でも残念ながら、男性と共に行動している女性痴漢が狙うことはないので、それはあまり無い状況だろう。

痴漢女性の事を怖いと思わない。

対峙して慌てるのはせいぜい、自分より上位と感じる男性に対してだろう。

からまともに生きている男性が、痴漢否定するのが一番効果的だと思う。

痴漢冤罪についてだと、逆の事が言えると思う。

痴漢冤罪を実行する女性が居るのだとしたら、女性はより強く、その行為否定しなければならない。

なぜなら痴漢という行為存在を、あやふやにするやっかいな事案だからだ。

私は痴漢冤罪を憎む。絶対に許せない。


しかし何よりも、満員電車という状況が痴漢を生み出している。何よりも。

からしたら、こんなものに乗らなければ生きていけない社会の方が、絶対的な悪だ。

男性痴漢被害について、もう少し理解を示して欲しいと思うものの、「日常でないものに対して日常的に考える」なんてそんなもの無茶だとも知っている。

無理にとはいわない。真摯に生きている男性が「女性は思ったより日々痴漢被害にあっている」という認識をもってくれるだけで、私は今のところ充分だと思う。


努力して、変わっていっている面もある。

女性専用車両の導入で、少なくともそこでの痴漢発生率はゼロだろう。痴漢冤罪発生率もゼロだろう。

痴漢を見つけたら、他人でも助けてくれる男性だってきっと皆無ではないはずだ。

痴漢を憎んではいるけど、具体的にどうしていいかわからないだけの男性だってきっと居る。

痴漢冤罪については、認知度が上がって、そういう場合もあるという考えが定着しているように思う。

それは冤罪を起こさせないストッパーになって、認知されなかった時代よりは、多少は機能しているはずだ。

女性痴漢被害について、こうやって世の中に発信できるようになってきた。

きっと、社会だって少しずつ良くなろうとしている。ただ歩みがゆっくりなだけで。

それにしても。

近代文明がどんなに発展しようと、いつまで経っても痴漢ひとつ無くすことができないなんて情けない。

いつまでこんな事続けるんだ。ばかばかしい。それが本音でもある。

  • 「まともに生きている女性はまんべんなく被害に合うので、戦わなければいけない。」 まずここを否定して女は自意識過剰、触られるくらい対した事は無いとなるので男性が痴漢を否定...

  • 増田でこういうセイロンティーは話題にもならない。 話題になる増田とそれに対する反応は以下の通り。 馬鹿女の差別発言(←は?ふざけんなよクソ女!)、リア充女の惚気(←嫁にしたい...

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