動物に対する刷り込みじゃないんだから、候補者の名前連呼するのはやめた方がいいと思う。
「あーなんかめっちゃ選挙中あの人の名前聞いたわ! だからあの人に投票だぁ~!」
なんてのはだ。今日び。この。今日の。21世紀の。成熟した民主主義の時代に真っ向から、そぐわない。
これは有権者をなめた行為だ。お前ら有権者諸君は名前連呼すりゃ覚えてくれて投票してくれるんだろ? え? これ? 候補者はそう言っているようなもんだ。
あんな古臭くてバカ臭い、政策も何も言わずただ名前だけ言う選挙のやり方。
多分。本当は。私たちは選挙というか、選挙で選ぶ民主主義の黎明期を生きているんだろう。やり方が稚拙すぎる。
きっと100年後はこんなバカな営為はあり得ない。絶滅しているはず。だって、名前いっているだけだもん。
ではどうすべきか。私はこう思う。
国政選挙の選挙区には、どう考えてもその候補が圧勝する地域がある。
例えば群馬5区ッ!!!!!! 小渕優子の選挙区だーーーーーッ! タヴァイッッ
小渕さんにはこういう、以下のことをやってほしい。
小渕さん「えーと、名前を言うだけの選挙活動はもう古いと思います。名前を連呼するだけで、国政を担う者としてみなさんを納得させられるはずがありません。ばーか。私の国政への考えは端的に述べますと●●ということでございます。更に詳しく知りたい方はチラシやウェブサイトを是非ご覧になってください。ご賛同いただける方は一票を是非どうぞよろしくお願いします。」
多分小渕さんは何やっても勝てる。だからこそ、あの小うるさいだけの名前連呼の弊習を打破できる可能性を秘めている。選挙というものの新たなステージを築く、それだけの実力を持っている。あとは神奈川11区か? コイズミ! あそこでも出来る。他の候補者を馬鹿にして、「まだそんな古臭い名前連呼しとるのかお前らは? だからあくまで泡沫候補なのだぞ」とか進次郎(阪神の桧山じゃねーぞ)に言ってほしい。本当は北海道11区でもこれが出来たんだが…もはや何も言うまい。
本当は解っている。あのうるさい宣伝カーだけでは選挙は決まらない。票田の確保に、昼夜問わず候補者は動いている。静かになったこの現在の夜でさえ、どこかの料亭やなにやらで熱い戦いが行なわれているのだろう。水面下の動員こそが選挙のギリギリのところを決定づける。昼間の喧伝は、まさに氷山の一角でしかない。だからこそ、ああいううるさいのはもっと控えても大丈夫なんじゃないか、って、いつも思ってる。小渕さんには頑張ってほしいしかわいい。