今回はインスタントラーメン関連。
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
いい質問でもあり、愚問でもあるな。そもそもメーカーがそれなりに商品として売れると考えて市場に出しているのだから、元から美味しいはずなんだ。こんなことをいうのは酷だけれど、君がアレンジしてそれが美味かったとしても、それは君の手柄ではないんだ。君の小細工でも美味しさを維持できるメーカーの手柄なわけだね。
とはいえ、私にだってアレンジ調理法の一つや二つや三つや四つあるさ。だが他人にドヤ顔で教えられるような候補は一つもないし、これは君にとっても言えることだね。そういうのは、どうしても気分を変えたいとき、こっそり誰にも言わずやるものなんだよ。
この質問だけでは君個人の問題か、メーカーの努力不足か判断しかねるね。だが、私の経験から言わせてもらえば、このテの問題は十中八九、個人の問題だ。
意外と思われるかもしれないが、君のような人間は袋に記載された調理法方をちゃんと読まない、或いはそのとおりに作らない。
電子機器の説明書で、「なぜ動かないか」の項目にすごく当たり前なことが列挙されていることは覚えているかな、あれは実際にそんな初歩的なミスをする愚か者が少なくないからなんだ。私も当初は疑問に思っていたが、インスタントラーメンすらまともに作れない人種がいることを知って納得したね。
まずは記載された調理法をよく読み、忠実に作ってみるんだ。君の考える「こうした方が美味しいはずだ」は全て余計なことだ。ああ、だがトッピングのオススメとかが書いてあるものは無視してしまっていいぞ。あれは君たちに送る、メーカーの悪意だ。なにせ、トッピングを入れること前提でラーメンを作ったわけではないからな。
君はレベル1でドラゴンに立ち向かう蛮勇者だ。インスタントラーメンの始祖であるチキンラーメンは、君が思っているほど初心者向けではない。
特に煮込みは君のような人間は試みないほうがいい。食卓でいただくころには、九分九厘ラーメンは伸びているだろう。煮込みは一分とされているが、お湯をかけても3分でできることから、チキンラーメンはとても伸びやすいことは容易に想像がつく。
他のラーメンにもいえることだが、麺の煮込み時間と食べ始めはほぼ同時でなければいけない。この点でも、その計算を狂わせるトッピングはオススメできないことがお分かりいただけるかな。
とりあえずこの妄言シリーズも前回で10を超えたので、今回は振り返り関連。 真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。 Q.「よくある質問。」が前回で10を超...