http://anond.hatelabo.jp/20141125000307
たとえば女を「顔がかわいい」「乳がでかい」などの身体的スペック、「やさしい」「気が利く」「料理がうまい」など能力的スペックなどで測る。
学歴(医学部)、努力、IQ、筋肉、哲学など精神面、また自分は持っていないという「魅力」、恋人、容姿。どれをとっても、ある程度計量可能なスペックだ。
女にとってスペックは関係発展のきっかけにはならない。スクリーニング材料にはなる。
超高学歴と超低学歴が付き合うことがまれなように、だいたい似たようなスペックで、男の方が若干ハイスペックなのが一般的なマッチングだが、そういう釣り合う相手を選別するための指標としてはスペックは役立つ。
しかし、スペック自体が男女関係のdriving forceではない。
「あのとき私にこんなことを言ってくれた」「私のことを好きと言ってくれた」「私に優しくしてくれた」「私を笑わせてくれた」「一緒にいて楽しかった」などなど。
大切なのは「彼と私」という関係が動いていること。「彼」が「私」に働きかけていること。そういうダイナミックな関係性にドキドキするわけだ。
このダイナミズムにスペックがスパイスとして加わることはよくあるけどね。特に「先輩」というスペックの威力は計り知れない...
自らのスペックだけで女を得られる男というのは上位1%に限られる。
この男を見た女たちは、そのあまりのハイスペックさに目がくらみ、脳内で勝手にダイナミックな関係を妄想して惚れてしまう。しかし、脳内で体現された男はしばしば現実の男とは別人になっている。笑
関係性を動かすように働きかけなければ女は心を動かされない。
だからよくあるモテテクニックは「とにかく行動せよ」と焚き付けるわけだが、そのアジテーションの裏にはこういう理論があるわけだ。
関係性を突き動かすことさえできれば、内心でどれだけ女を「肉便器」などと見下していたとしても女は得られる。
逆に、なにも働きかけなければ、いくら「魅力ってやつ」があってもダメなんだよな。