全体主義はものすごーくネガティブな印象がつきまとっている。現実世界ではナチスドイツ、スターリン時代のソ連、北朝鮮。
そして、ジョージ・オーウェル『1984年』をはじめとしたディストピアというSF小説のジャンルなど。
しかし、洗練されたユートピア的全体主義を実現した会社があった。それがジョブズ時代のApple。
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カリスマ性:大
汚職:少
立憲的多元主義:無
合法:有
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ジョブズ統治下のAppleにほぼすべて当てはまるのではないだろうか。
独裁者ジョブズのカリスマ性にそぐわない製品はリリースされてこなかった。そして、だれでも使いやすい製品(機能の幅が限られている)、美しいデザインはジョブズの私欲も少なからずあると思うが、公に働きかける意思あって作られたものだと思う。
そして、AppleのOS。MacとiPhoneどちらのOSもAppleだけのものであり、そのOSで使えるアプリケーションもAppleの(そこそこ厳しい)審査を超えてリリースされる。開発のことは詳しくは専門分野の人に説明してもらうとして、たしかMacでしか開発できなかったはず。
プレゼンによって人々の興味を最大限に高め、それだけでなく使った人に対しプレゼンで得た熱狂のさらに上を行く体験を提供した。
過去に崩壊してきた全体主義は、プレゼン以上のものを一度は提供し政権を獲得するもののなぜ崩壊したのか。自由を奪う代わりにそれ以上の快適さを国民に提供しなかったからだ。
まとめかたがわからないのでここでおわり。Apple信者でもなんでもないので、詳しいことがわからなすぎるけど外から見たジョブズ時代のAppleは見事な全体主義だなと思ったんで書きました。