2014-10-06

64のマリオジュゲムがすごかったところ

64のマリオってのはすごかった。新機種を担う任天堂の全力投球だった。

今日指摘したいのは、マリオの動きをジュゲム撮影している、という構造がすごいという点だ。

すなわちゲームで描かれる世界が誰の視点のものか? という問題へのエクスキューズとしてジュゲムがある。

ジュゲム撮影していることで、なぜ私たちマリオを見ることができるのか? という問題を(ゲームの上ではあるが)見事に解決させている。

かつてファミコン時代私たちマリオを横から俯瞰して眺めていた。

マリオは左から右へ進んでいく。よく指摘されることだがこれは実は冷静に考えておかしい。

マリオクリボージャンプすることでしかかわせない。横にかわせない。

そして、そんな構成私たちは横から見ている。

プレイは勿論快適にできるが、視線問題現実的ではない。ゲーム的な表現で言うとリアリティがない。

3Dへのあこがれがゲーム進化とともに現実になるにつれ、よりリアルゲームが生まれ始めた。

その一つのメルクマールとなったのがニンテンドー64だったわけだが、その旗手ともいえるゲームマリオ64ファミコン以来の視線問題クリアにした。そう、ジュゲムのおかげで。

現在多くのゲーム3D空間自由に移動できるものになっている。中にはキャラクター視線のものプレイできるものもあるだろう。

しかし一方で、何らの前提もなしにキャラを後方から眺めて操作するゲームがかなりあることは改めて留意すべきだろう。

そのキャラを後方から眺めていられるのはなぜなのか。誰がキャラを後方から眺めているのか。どうして私たちは後方から眺めてゲームをすることが許されるのか。

実はこうした点は、ファミコン時代の奇妙な俯瞰問題が通底している。視線リアリティが欠如しているのだ。勿論プレイは快適にできるのだが。

マリオ64ジュゲムってのはそういう意味作品リアリティをもたらしている。

リアリティってのは何もゲーム中に美しい、現実に近い風景を描き出すだけにはとどまらない。

実はジュゲム3D時代の影の功労者なのだ

  • http://anond.hatelabo.jp/20141006140240

    この文章、前に読んだことあるなって思ったらコレだった。 任天堂失敗列伝~第四回~「マリオ64の巻」 - 枯れた知識の水平思考 http://d.hatena.ne.jp/hamatsu/20110509/1304900342 カメラの発見 ...

    • http://anond.hatelabo.jp/20141006154508

      元増田だけど既に同じような部分に言及した人がいたのか。教えてくれてありがとう。 なんの証明もできないけど、もともと知っててパクろうとしたわけではないんだ。

  • http://anond.hatelabo.jp/20141006140240

    もっとすごいのはアイツの名前、誰に教えられた記憶もないのにジュゲムって知ってることだ。

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