2014-08-07

育休から復帰への難しさを痛感

わが社にはもともと産休制度・育休制度といわれるもの存在していない。

しかし、会社立ち上げから13年間新卒で務めた女性スタッフが昨年妊娠し、出産した。

今までは結婚出産時に退職するスタッフばかりで(本当は彼女たちも辞めたくなかったかもしれないが、小規模の会社のため、産休中の人問題などもあり、泣く泣く辞めてきたのかもしれないが)

彼女が初めて「復帰したい」と声を上げたのだ。

彼女仕事ができる。

また、立ち上げスタッフということで、経験もあり困難な状況を何度も経験し、乗り越えてきた経歴がある。

そのため社長特別対応という形で産休・育休を取得させたのだ。

しかし、復帰に際して問題が発生している。

わが社の勤務時間は定時で9時半~18時半。残業は1日平均2時間程度。20時半くらいに退社することが多い。

(もちろん残業代はきちんと出ている)

親元を離れ暮らしている彼女は、とても20時半までの勤務は難しくなる。

また、彼女はゆくゆくは二人目の妊娠希望している。

社長は難色を示した。

最初は復帰に賛成していた。

社長の思い描く形は、あくま産休前と同じ働きをすることであった。

シビヤに会社側に立ってみれば、それは当然なのかもしれない。

しかし、彼女は「水曜日日曜日休みにしてほしい。夕方の5時には帰宅したい」という要望会社に出した。

頼れる人は近くにおらず、子育てをしながら働くにはそうでないと難しいのであろう。

そのような要望を通してしまっては他社員へ示しがつかない。

勤務時間が短縮されることにより発生する負担は他社員のしかかる。

結局、彼女正社員として復帰することはできなくなり、パートという形であくまで手伝いという名目で復帰することが決まった。

彼女が当初想定していたより、収入は少なくなると思われる。

会社側としては、いつまた産休に入るかわからない、フルタイムで勤務できない人間正社員として雇用することは大きな負担になるのだろうと近くで見ていて感じた。

しかし、彼女は立ち上げ当時からわが社を支えてくれた重要な人物であることには間違いない。

彼女がわが社の為に日々必死に貢献してきていた姿も見ている。

複雑な心境ではあるが、私は彼女とまた同じ空間仕事ができることを楽しみにしている。

  • 他社員へ示しがつかない?負担は他社員へのしかかる?そこを上手く回るようにするのが社長業だろうが クソ社長しねよ

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