タイトルは半分釣り。診断やカウンセリングを受けたわけでもないし、そもそも自分の状態に気付かない、認めないのがこの人格障害の特徴らしいので。「少なからずそういう傾向を持っている」位に捉えて読んで欲しい。
気付いたきっかけは、入って1年ちょいの職場で孤立し、完全にどうしようもない状態になったことだ。ショックだったのが、あることをきっかけに、「突然」周囲の態度が変わったこと。つまり、前々から自分の仕事ぶりや態度が先輩・上司達の間で大問題になっていたのに、自分はそれにまったく気づいていなかった。
転職してから、仕事がまったくできない、コミニュケーションも上手くとれないというのに悩んではいた。発達障害、ADHDを疑ったりもしたが、まさかあそこまで嫌われたり、実際に処分が下されたりするほど自分がダメという認識はまったく無かった。
自分でも違和感を感じたのは、完全にどうしようもない状態に追い込まれているのにも関わらず、どこかで「まだ自分は大丈夫」という気持ちがあったこと。言葉を換えれば、悲惨な状況なのに妙に自己肯定感が高いのだ。流石に自分でもおかしいと思い、自分のこれまでの仕事ぶりをなるべく「客観的に」振り返ると、
・「直接怒られていないから」このままでいいだろう
・入ったばかりなんだからダメでも許してよ!サポートしてよ!でも自分の仕事以外はやらないよ!できないから仕事覚え悪いけど許してね!努力は(ちょっとだけ)してるよ!一応悩んでんだよ!悩んでるとこ見て!
根本にあるのは、自分がどんなにダメでも受け入れられるべきだという幼稚な自己愛と、誰かがなんとかしてくれるだろうという醜い他者依存性。ここまで書けば分かると思うけど、「気付いてなかった」「認識は無かった」と前述したのは、気付かないふりをしていただけなのだ。気付かないふりをすれば自己愛の中では無かったことになるから。自己愛な思考サイクル(と勝手に名付けた)の中では自分は絶対に悪者にはならないのだ。だからこの状況下でも自己肯定できる。こんな状況になったのは俺も悪いけど、周囲もちょっとは悪いよね、とか。最初に発達障害を疑ったのも「自己愛性」ってのがあまりにもかっこ悪いから無意識に否定していたんだ、今思えば。自己愛な思考サイクルの中では、「自ら動かない」「仕事しない」理由がどんなにちっぽけなものでも正当化され、自分に都合の良いように脳内変換される。守りたかったのは小さな自分のプライド、失ったものはものすごく大きい。
自分は「過敏型」に該当しそうだ。自分では傲慢な態度をとっているつもりはないのだが「偉そう」と言われたこともあるので「混合型」かも。家族に女に甘やかされ甘えて、自分を顧みることをしなかった結果こんな人間になってしまった。
治せるんだろうか。
こわい。