2013-12-05

痛いニュース限界

 機動戦士ガンダム監督が「進撃の巨人」コキ下す 「絶対に読みたくないし、評価もしたくない」

 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1781679.html

 このブログを見ていくつか違和感を覚えたので列挙してみる。

 ・ なぜ富野という名前を使わなかったのか?

 ガンダム監督よりも富野の方がその手の筋では有名であり、そちらの方が多くのユーザーを獲得できるはずだ。スレタイの問題だろうか?

 ・ その代わりに「評価」や「コキ下ろす」という言葉をなぜタイトルに使ったのか?

 コッチのほうが記事に登場する人物が悪口を言っている印象をあたえる。広告代理店がよくやる小手先の手口だ。

 ・ 富野は「じじい」「老害」という言葉ばかりを抜き出しているのか?

 富野監督と言えば、ルサンチマンであり、今回のブログ最初はそれを象徴している文章を拝見できた。しかし、段々と、じじいだ、老害だという、年寄りをバカにした書き込みばかりが並んでいる。この手の言葉まとめブログを見る人間にとって好きな言葉から選んだのか? 編集恣意的な要素が見て取れて、うんざりした。

 ・ 落とし方が雑。

 オチはいはいおじいちゃんそうですねーって流しときゃいいよ

 

 そこは富野からとか、他の言葉を探して欲しかった。いくらなんでも、老齢介護で落とすのは編集者としてどうよ。

 □ 痛いニュースは変わったのか? 管理人か? それとも2ちゃんユーザーか?

 痛いニュース2ちゃんまとめブログの中でも老舗の部類に入り、まとめブログの基礎を作ったブログであり、ライブドアブログカンバンの一つである痛いニュースというタイトル通り、記事の中身は痛快さとシニカルを上手いバランスでまとめられていた。

 しかし、長年ブログ更新していると管理人センスが悪くなってくるのか、鋭かった切れ味がなくなり、棒でなぐりかかっているような鈍さしかない。これは書き込んでいる2ちゃんユーザーセンスの低下かもしれないが、管理人がわざとその鋭さを気付かずに、アクセス数を稼げる、この言葉があれば閲覧者は満足だろうといういい加減な編集をしている。今回の記事はそれが顕著に出てきた。

 富野監督というおいしい素材を、ただの老害、という言葉で終わらせるのはいささかもったいない。黒富野が復活、とか、やっぱり富野富野だったとか、そういうのを期待していた。しかし、それがないということは2ちゃんの書き込みが富野監督を知らないライト一般人ばかりになったことを遠回しに表しているのか? なんにせよ、この記事は期待ハズレだった。

 いや、前兆はすでにあった。痛いニュース最近他のブログより更新が遅くなり、まとめ方も粗くなってなり、待っていたオチも悪口で終わらせるようになってきた。これはどういうことなのだろうか? 完全なる怠慢だろうか、いや、管理人毒電波を受信過ぎて、悪くなったのだろう。そう思いたい。

 

 □ 痛いニュース限界だ。

 今の痛いニュース死に体スクエニグリーと同じように、名前だけでなんとか生きている腐った巨人のようなものだ。これからも同じようなまとめ方をして、痰吐きの吹き溜まりから痰と吹き溜まりしか集められないブログになっていくだろう。なんにせよ、痛いニュース限界なのだ。すべての書き込みが予想ができるものへとなった。

 

 自分の中で整理できた。リーダーも消した。アプリも消した。

 最後に一つ、老害はあんただ、痛いニュース。そして、富野監督も……いや、あなた平常運転です。

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