2013-08-15

小学生の頃から嫌いだった女子の話

小学校中学校同級生だった女子で嫌いな奴がいた。

の子の両親は世間的に「先生」と呼ばれるタイプ職業に就いており、

生活レベルはおそらく田舎にしてはいい方だったかと思うけど、それらを鼻にかけること、

事あるごとに自分age他人sageしてきたり、とにかく「お高くとまっている」という表現がぴったりの奴。

自分センスを疑いもしない所も嫌だったし、そのくせ私が買った漫画雑誌付録を盗みやがったから嫌いだ。

あとは共通の友達を取り合うよう状況になった際、友達を物で釣るような真似をした所も嫌だったし、

書道でも体育でも学芸会の練習ですらスカートで来るのも鼻についた。

そんな腐れ縁義務教育終了まで続いたが、奴は自分で言うほどには、外見も内面も追いついてはいなかった。

「歳をとってババアになりたくないから、50歳くらいになったら自殺したい」

などと学校の帰り道に嘯いていたムカツク姿を思い出す。お前は織田信長か。やっぱり嫌いだ。

けどお前、その50の半分にも満たないうちに予定を前倒ししてんじゃねーよ。

勉強はできただろ。管内で一番頭いい高校進んでたじゃん。

あとは名前は知らないけど首都圏郊外とかの私大に行ってたわけじゃん。浪人だか留年までしてさ。

そういえば成人式から1、2年後にあった同窓会に珍しく奴も来ていたけど、

奴の着ていた服は、小学校6年生頃に着ていた服と同じもののようだった。

うまく言えないけど、その服がこの女と自分が会うことのなかった数年間での、この女の人生経験すべてを

表しているかのようで。内心愕然とした。

お前の孤独を慰める気はさらさらないし、ムカツク奴だったから風の噂で近況でもきけば鼻で嗤う位はしたと思う。

露骨に苛めたり苛められる構図にはなっていないから、単純にお互いに気に入らない奴だった。

親族の方は気の毒だなあとは思うけど、死というものが全ての感情を清算するわけではないのだと肌で感じた、すこし前の話。

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