2012-03-20

アメリカ日本雇用の違い

USでソフトウェアエンジニアとして働き始めて一年。こっちは格差社会って言うけれど、

給料低い人も「納得」して働いてる、それがすごくわかった。今日はその紹介。

 

例えば、

伝票処理みたいな誰でも出来る単純タスクが「10」

ばりばりのスキルや知識がいる専門タスクが「10」

あったとしよう。

 

日本企業場合

単純「5」専門「5」を年収500万の人、

単純「5」専門「5」を年収500万の人、

って分け合って作業する傾向が強い。

 

一方、アメリカ場合役割がはっきりと別れてて、

単純「10」を年収200万の人がやって、

専門「10」を年収800万の人がやる。

 

しか年収200万の人が負け組みとかじゃなくて、

別に俺は最低限食ってけるだけでいいから、仕事は楽なのがいい」

みたいな感じで割り切ってる。

年収800万の人が偉いとかじゃなくて、ただ単純に役割が違うだけ。

からお互いリスペクトしあってて、とても仲がいい。上下関係とか無い。

 

年収上下関係、みたいな価値観日本にはあるんだな。

ってアメリカ行ってようやく気づいたね。

 

またリーマンショック後に日本がやったこと、

それはパート派遣などの非正規雇用切りだと思うんだけど、

そんなんアメリカじゃ絶対やらない。

 

だって例えばパートのおばちゃん(年収100万)を切って、

年収500万の社員を守ったとしよう。

でも、パートがやってたことって、実は結構必須なことが多いんだ、

伝票処理とか絶対やらなくちゃいけないし。。。

そういうことを正社員がやらなきゃいけなくなる、

まり年収100万でも出来たことを、年収500万の人がやってる。

それってコスト的にはかなりかなりもったいない

 

からアメリカだと、役職とか関係なくて、

「そのプロジェクトが無くなったら、それやってた人みんな解雇

ってな感じになる。そっちのほうが健全だよね。

 

でも解雇されたって

「まあ事業が無くなっちゃったんだからしょうがないよね!HAHAHA」

みたいになって、全然悲観的じゃない、

だって専門を「10」やってたおかげで、

その人はとんでもなくエキスパートになってんだもん。

引く手あまただよ。

年収200万の人だって、もともとお金にこだわってないんだから

はいくらでもある。

 

そんなわけで、

アメリカ労働環境がしっかりしてるなあ」

と思った次第。

 

でもね、専門「10」やってる人は、

定時で家帰っても、夜遅くまで最新の技術勉強してたりする。

やっぱ高収入を得るってのは、それなりの努力が必要ってこった。

(ただ、「誰でもできる業務」のせいで深夜まで残業してる日本人に比べて、

家かえって「専門スキル」を磨くために勉強してるアメリカ人、うーむ、

またどんどん差が開いていくんだろうなこりゃ。。。)

  • 要するに頭はおかしいけど、上辺だけまともなフリで普通に見せかけてる (サイコパスがしばしばそうであるように)ってことなわけで、そっちの方が よりタチが悪いとも言えるな

  • たしかに個人勉強は必要なんだけどね でもそういう働き方続けてるとどうなるか っていうか続かないよね どこかでブレイク入れないといけないんだけど

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