2011-03-14

福島第一1号機のイベント履歴

月日時刻状況・確認作業・行動
03111542電源がなくなる電源が全くなくなってしまったため、原子力災害対策特別措置法第10条の規定に定められた事象が発生したと(東京電力が)報告
 1545オイルタンク津波により流出ディーゼル発電機の燃料が流失?) 
 1636非常用炉心冷却装置によって注水ができない(あるいは注水状況が分からない)非常用炉心冷却装置によって注水ができない(あるいは注水状況が分からない)ため、原子力災害対策特別措置法第15条の規定に定められた事象が起こったと(東京電力が)判断
 20301、2、3号機(を集中管理する)中央操作室の照明確保準備中に、M/C(電気系統の分電盤かなにか?)が水没 
 2100 D/D(?)消火ポンプを起動し、炉内の圧力が低下し次第、注入できる体制を整える
 2300タービン建屋内で放射線量の上昇を確認 
 2330 電源車の到着状況「電源車の状況について」を参照(どこ?)
03120000 非常用復水器(普段発電に使っているのとは別の、水蒸気を冷やして液体の水にして再び原子炉に戻す装置)で原子炉蒸気を冷やす
 0030ドライウェル内の圧力(沸騰水型炉の原子炉格納容器の一部。一次冷却水配管の破断時などに放出された冷却水を閉じ込める場所原子炉格納容器は、このドライウェルと圧力抑制室の2つで構成されている)が600kPa(キロパスカル。圧力の単位。1気圧が約100kPaなので、6気圧に相当)(設計上の最高使用圧力は427kPa)を超えている可能性がある圧力について調査を行う
 01571号機のタービン建屋内で引きつづき放射線量が上昇中 
 0300 原子炉格納容器内の圧力をベント(弁を開くことによって、圧力の原因となっている水蒸気を逃がすこと)によって、下げる措置を行う予定とする
 0400ドライウェル内の圧力が840kPa(約8気圧)程度まで上昇している可能性がある圧力について調査を行う
 0751 海水ポンプ(原子炉補機冷却海水ポンプ)へのバッテリー接続作業、冷水タンクからの注水作業、ベントの電磁弁(電子的制御によるベント弁)電源復旧作業を実施
 0830 09:00頃より、原子炉格納容器内の圧力を下げるためにベント弁を開放予定。消火用ポンプで原子炉への注水を実施
 0907 ベント弁を開放
 1004水位が低下し、燃料棒の上部50cmが水面上に露出する 
 1049 2つあるベント弁のうち、片方の弁を開放する作業が難航。この時点ではベント開放に失敗している
 1113ベント弁の開放は確認できていないが、圧力が0.8から0.74(それぞれ単位MPaメガパスカル。0.8MPaが800kPaにあたり、上記の圧力と整合])に下がり、ベントができている模様 
 1120水位がさらに低下し、燃料棒の上部90cmが水面上に露出する 
 1205水位がさらに低下し、燃料棒の上部150cmが水面上に露出する 
 1300 原子炉水位が低くなっているため、注水を順次開始する
 1400 バルブを開放
 1430ドライウェル内圧力が0.75MPaから0.67MPaに下がる 
 1449周辺で放射性物質セシウム(137Cs[セシウム]。セシウムの一種で、ウラン核分裂に よって発生する放射性物質)が検出されたとの報道(1号機に関して、炉心溶融可能性) 
 1528水位がさらに低下し、燃料棒の上部170cmが水面上に露出する。ドライウェル内圧力が0.54MPaに下がった 
 15361号機と2号機の間で大きな爆発があり、白煙が発生(1号機の原子炉で発生した水蒸気が燃料棒を覆う金属と高温高圧かで反応し水素となり、それが何らかの原因で原子炉格納容器の外、タービン建屋の内側にたまり、引火し爆発) 
 1617(どこで計測した?)放射線量が500μSv/hを超えた原子力災害対策特別措置法第15条に定められた事象が発生したと(東京電力が)判断
 1830水位がさらに低下し、ダウンスケール(水位計の下限を振り切る)状態(ただし水位計の故障可能性もあり) 
 2020 消火系ラインを使用して、海水による原子炉への注水を開始。バルブピットにホウ酸を注入し、海水と混ぜて原子炉内へ注入
 2041原子炉格納容器は上記の爆発によって破損していないことを確認官房長官発言)
03130500水位が確認できない引きつづき注水を継続(ポンプ能力と容器内体積などによる予測では、2時間前の03:00には満水となっている)

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