「俺一人暮らししてたとき一人で家事全部やってたからわかるけど、家事なんて大した手間じゃねぇじゃん。なのに女ってなんで『大変な思いしてやってあげてる』みたいな態度なわけ?」
なんつーか、男の論理だと思った。
いや違うな、男女問わず、「大切な人のために」家事を「実際に」したことがない(し続けたことがない)人の意見だなと思った。
嫁は旦那より帰りは早いもののフルタイムの共働きだったから、特に。
平日の夕飯の支度について考えてみよう。
自分ひとりなら、今日は仕事疲れたなぁと思った日は、米だけ炊いておかずは惣菜で済ませたり、作っても野菜いためただけの簡素なおかず1品で済ませたり、買い出しめんどくさいから3日位同じメニューで済ませたり、まぁ最悪たまごごはんに野菜ジュースで済ませたり、どうにでも手は抜ける。本当に面倒なら、外食でも弁当でもインスタント食品も使える。
でも食べさせる相手がいると全然違う。
大切な人の体を作るものだから、毎日違うメニューで、バランスがとれていて、材料費が節約できて、さらに相手の好みを満たす味の献立を、自分で作れる範囲で、毎日毎日考える。
さらに、すべての品が同じ時間に食卓に上がるように、コンロの口の数、フライパンの数なんかを計算して、脳みそフル回転させて並行して作る。
「2人分の食事の支度」というのは、単純に量が2倍になるという話じゃないんだ。
平日の仕事の後で毎日やるのは、料理大好きってタイプでない限り相当しんどい。
ちなみに相手の方はそんなに高いサービスレベルを自分に求めてないことは、女性側もわかっていたりする。
ダンナは出来合いの唐揚げとレトルトのカレーでも実はかまわないことは知っている。
んー、、相手のことが大切であれば大切であるほど、相手が求めてない「余計なお世話」をしてしまう、この心理は、子供ができれば男の人にもわかるのかしら。
娘がカップ麺好きだからって、毎日夕飯にカップ麺与えないでしょう。
そっちのほうが自分もラクだとしても。
まぁなんだ、なにかしてもらったら、ありがとう、って思える間柄でいたいよね。お互いに。
ありがとうと思うから尽くす、尽くされたことに対してありがとうと思う、この循環ができるといいよねー。
ちなみに相手の方はそんなに高いサービスレベルを自分に求めてないことは、女性側もわかっていたりする。 ダンナは出来合いの唐揚げとレトルトのカレーでも実はかまわないこと...