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2018-09-28

北海道胆振東部地震災害ボランティアに行ってきました

人生初のボランティア活動は思った以上に実のあるものになりました。

災害ボランティアに興味があるけどやったことのない、踏み出せない人の為に

自分が行ったボランティア活動について少し書きたいと思います




北海道胆振東部地震では特に厚真町安平町鵡川町の3町での被害が大きかったのですが

その中で私は安平町(あびらちょう)に約10日間行ってきました。

一番大きく報道されている厚真町比較すると建物の倒壊こそ少ないもの

インフラ回復していないエリアも残っているし

家具などが倒れてぐちゃぐちゃな状態の家が多くありました。




私が担当したのは住宅清掃です。

まりそのぐちゃぐちゃになっているお宅に訪問して片付け、清掃をし

災害ゴミとして捨てる物を家の外に出すという仕事です。

1班が5〜7人で編成され被災者さんのお宅を訪問します。

物が多い家の場合は2班、3班合同で作業にあたることもありました。




作業自体引越しに近いものでした。

大きなタンスや机を運ぶこともあれば

服、小物などを分別してゴミ袋に入れるような作業もあります

たまに小屋ブロック塀の解体など難しいものもありましたが

あくまでも私たちボランティアでしたので

危険性が低く可能範囲での作業でした。




被災者の方とも多く接しました。

地震当時の話から家族の話まで色々な話をしましたが

どの方も気丈に振舞われておりました。

ただ、それは人前だからの行動であることは明白で本当はものすごく辛いということも感じました。

私は無かったのですが、被災者さんが今後どうすればいいのかと泣かれてしま

こちらも辛かったというボランティアさんもいたそうです。




災害ボランティア活動で何より素晴らしかったのは他のボランティアさんとの出会い

活動中に感じるとにかくポジティブな考え方、行動です。

ボランティアとして安平町に来ている方は

自分がやらなきゃという想いが強い人が多く

前向きで行動的な方ばかりでした。

その想いが強すぎて、仕事が少ない、与えられなかったりすると不満が出るくらいでした。

(ボランティアのあるべき姿としてはあまり良くないのですが)




活動中には自分経験想像を超えたことがたくさん起こりました。

初めて会う人達ばかりなのに気が付けばチームワークが完成しています

各々が自分の出来る仕事に自ら進んでいき効率化されるからです。

仕事ができずあぶれる人が発生することはありません。

もちろん人間ですから能力に多少の差はあると思うのですが

前向きな気持ちがあるからなのか、必ずその人の持ち味が発揮され

チームの一員として力を発揮します。




作業中に不平不満が出ることがまずないことも特筆です。

ボランティアプロではなく素人なので作業中のミスや失敗は正直頻発します。

しかし誰一人として文句は言いません。すぐフォローに入ります

とにかくポジティブ

みんなでやろうという雰囲気が醸成されていて

とても気持ちよく仕事をすることができました。

会社でもこんなに気持ち良く働くことができたら…と何回思ったことでしょうか。




1〜2日程度の参加者が多い中で比較的長期だった私は

途中から住宅清掃班のリーダーとして業務担当させて貰いましたが

メンバーポジティブな考え方、行動に助けられてばかりでした。

たった1日一緒に作業しただけなのに別れ際の寂しいこと寂しいこと。

本当に素晴らしい出会いの宝庫でした。




長々と語ってしまいましたが

もしこの文章を読んで災害ボランティアに興味を持ってくれた方がいたら

次に災害が起きてしまった時はボランティアに参加して貰えると嬉しいです。

参加する意味が必ずあるし、素晴らしい体験になると思います




ここまでお読み頂きありがとうございました。

もし質問などがあればコメントで書いて頂ければ追記します。

 
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