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2023-02-05

名古屋メシの最終兵器「妙香園」について(再追記)

名古屋メシ、という括り方が正しいかからないが、日本に打って出るポテンシャルがあるにも関わらずそれほど知名度がないという意味で妙香園について語りたいと思う。妙香園というのは名古屋本店を置くお茶屋さんで、売りは焙じ茶である

香園について語る前に、まず、読者諸兄は「焙じ茶」というものに対してどのようなイメージがあるだろうか。商店街お茶屋さんの店舗で茶葉を焙じる機械から香ばしい香りで客を引き寄せ、試飲に誘い、そして100グラムくらいのパックを購入してみるものの、自宅で抽出してみて首を傾げ、そのまま茶葉を使い切ることなく、年末大掃除賞味期限が切れた茶葉を引き出しの奥でみつけて処分する、というそんな印象ではないだろうか。

香園に関していえば、そのような存在とは真逆のものであると私は胸を張って言える。自宅で妙香園焙じ茶を淹れると、まさに店頭のあの香りが自宅のキッチンで立ち上るのである。残念ながら、名古屋人たち自身はこの妙香園の実力について認識していないように思う。筆者は東海地方出身東京での生活20年以上なのでそれが残念なのである

冒頭の記事タイトルに戻る。名古屋メシというものは、全般的に、味覚の総量が大きく、コスパがよく、それでいてカジュアルさがあるという共通点がなんとなくあるように思う。そういう意味において妙香園は(食い物ではなく茶だが)まさに名古屋メシカテゴリとして語られるべきものだと思う。名古屋に行った時には名駅地下街で妙香園焙じ茶を買おう。私自身はほかで茶葉を買うということ自体が少ないので分からないが、大した値段ではないと思うし店の敷居も低い。名古屋人のあなたは、いつも名古屋土産として買っている、坂角ゆかり赤福やらうなぎパイではなく、妙香園を買ってみよう。あなたにとっては只の妙香園に過ぎないが、彼らは妙香園焙じ茶を知らない可哀想な人々であるあなたが妙香園を与えることによって、彼らがもともと持っていた焙じ茶に対する限定的イメージ拡張し、つまりは彼らの人生を豊かにすることになるのだ。

追記

コメントトラバが付いているのが嬉しいので追記する。誤字を少し修正した。

私自身の妙香園エピソードを少し語ろう。引越しの時に、地元母親が持たせてくれた妙香園手土産として各部屋に持参して行った。マンションの上階に住んでいた大家が後日、「あのお茶すごいね、あの香り!」と褒めてくれた。いや、勿論社交辞令かもしれないが、「香りに対する驚き」というのは妙香園に関する特有の反応だと思う。

名古屋人だが妙香園については知らなかった

そういえば、積極的テレビCMとかを打ってるわけではないのでそんなものかもしれないな。売店自体はいろんなところにあるから試してほしい。

焙じ茶といえば〇〇だけど

あんまり、有名どころの焙じ茶とかと飲み比べてるわけじゃないから、リアクション鈍くてごめんな。

ステマだね。宣伝だね。

俺が妙香園関係者ではないと強弁したところでそれを客観的に示すものなどない。妙香園のことが好きだという意味では身内みたいなものかもしれない。妙香園認知が上がれば俺の幸福度があがるので、その意味では利害関係者とも言えるな。どう?この回答でいいかい、坊や。

赤福三重だよね。うなぎパイ静岡だよね。

これは全くそう。俺が思っていたのは名駅新幹線売店土産を買う時の選択肢が、坂角赤福うなぎパイ三本柱なんだが、名古屋人はそのローテーションで満足してないか、ということである。ここまで熱弁しておいてなんなのだが、俺自身新幹線売店で買えるのが楽で、名古屋土産のメインは坂角の徳用パック(箱に入ってないやつ)なんだよね。ちょっとこれから気合を入れ直して、土産で妙香園を配りまくるようにしてみようと思う。

追記

一点書き忘れたことがある。焙じ茶はいくつかのラインナップがあるが、私がいつも飲んでいるのは「強火」と書かれた、赤緑のおしゃれなパッケージである。同じおしゃれパッケージだと、水出しやテトラパックもいいと思う。「強火」以外の妙香園焙じ茶は飲んだことはないが、母親によると「強火」こそ妙香園らしい濃厚な香りと旨みが楽しめるらしい。

https://www.myokoen-shop.com/view/category/houji

 
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