増田もすなるお気持ち表明というものを 元ツイ廃限界オタクもしてみんとてするなり
というわけで子育てにかまけてしばらくこういうことから離れていた自分だが、ちょっとモヤモヤしたので自分のために吐き出しておくことにした。ネットスラングに誤用とかあるかもしれないけど昔のオタクが今のオタクぶって頑張った結果だと冷ややかな目で見守ってほしい。
その日私はモノノ怪の十五周年記念祭を楽しみにしていた。YouTubeで行われた記念配信である。
ノイタミナ初期の作品はよく観ていた。その頃のオタクなんだなと思っていただきたい。もう一昔前だなんてそんな信じられない。
会場のあまりの静けさに吉田アナが「ご時世柄声は出せないのはもちろんだが、お祭りなので拍手などで盛り上げていただいて」的なことを仰った時、そのチャットが目に入った。
揉めてるのか……。モノノ怪のキャラデザといえば総作画監督もなさった橋本敬史氏である。
今回の配信では重大発表もあるということで、何らかの新作はあるだろうと思っていたため一抹の不安を感じた。
不安感はクラファンの告知で少し大きくなった。私が無知なだけかもしれないがクラファンはお金が無いからやるものというイメージがどうしてもあった。山本Pの仰るように人気やファンの期待値の数値化の側面もあるのかもしれないが、言うてお金である。
そして劇場版の発表。素直に楽しみだったが、予告のワンカットで薬売りさんは明らかにお色直ししていた。
時代を越えてもあの身なりで押し通していた薬売りさんが。
キャラデザと揉めてる。ついさっき見たチャットが存在感を増す。
翌日、ふとその件を思い出しちょっと検索したら橋本氏のツイートがすぐ出てきた。
https://togetter.com/li/1903607
検索したことを後悔した。いつものようにトラブルがあったんだな〜くらいで忘れておけばよかった。
劇場版への期待はもちろん下がったし、同時に橋本氏が制作の上層部だけでなく携わっている人全てを見下したようなツイートをしていることにもショックを受けてしまった。
お金儲けが悪いとは思わない、むしろクールジャパンとか持ち上げておいてお隣の国のように国策としてお金かけたりしないこの国の都合の良さが嫌いだし、それならお金儲けに秀でた人がお金になるコンテンツとして選んで打ち出してお金回すしかないと思う。
でもそのお金儲けに秀でた人だけが潤って現場の人は蔑ろにされるのは嫌だとも思う。
自分が関わらないからパチモノ、とツイートで切り捨てる、その怒り方が嫌だ。いやこれは私が個人的に怒っている人が苦手ということに起因するだけかもしれないけど。
お粗末なものになるだろう、という、劇場版を楽しみにしている人にこれでもかと水を差す言い方は、氏がそれだけ酷い仕打ちをされたということの裏返しなのかもしれないけれど、正直今言う? という気持ちがした。
過去作への印象もちょっぴりネガティブなものになった。見ればどうしても過ぎってしまうし。
今回の教訓は、『一視聴者の分際で制作側のトラブルをいたずらに調べても自分が傷つくだけ』。こんなところか。
劇場版、観にいくかわからないけど、15年も経っていたら誰が作っていても公式二次創作みたいなもんのような気もするし、観てみたらやっぱり違うけどこれはこれで面白かったと思うかもしれないし、やっぱりあかんかったなと思うかもしれない。
ただ、クラファンは返礼品には興味あったけどしないと思う。発表の時からちょっと引っかかっていただけに、一連の流れを見たら手を出したいと思えなくなった。
蛇足だが、原作厨過激派を自称しているので、そもそもモノノ怪自体、怪〜ayakashi〜の化猫のスピンオフでしかないと思っている。そのことを思うとスピンオフの二次創作なんだからもう全然違ってもいいじゃん、むしろそれが櫻井孝宏氏の声で喋りだしたらすげえ豪華じゃん、くらいの気持ちになるから不思議だ。やっぱり原作こそ最強、原作ありきよな。
https://twitter.com/zenon_official/status/1538088404352503809?s=21&t=_n5ISI3jOt2fraihf7T5Cw
楽しみにしています。