あのさぁ、就職・転職・再就職のときに、もっとも重要視されているモノってスキルなんかじゃないんだよ。
「年齢」
いわゆる「年齢差別」ってやつ。
欧米など諸外国とは異なり、日本では、いくら社会人になってから大学などに入り直して、新たな知識・スキルを身につけても、それは評価されない。
なぜなら、そもそも採用時に、「知識・スキル」を、少なくとも最重要としては見ていないから。
日本企業の多くでは、「知識・スキル」は、入社してから身につけられると思っている。
無論、現場のOJT丸投げ、ではあるけど…。
それよりも、採用段階では、「いかにリスクが少ないか」「自社のカルチャーに染める余地があるか」が重要視される。
年齢が高いことも、リスクと考えられている。
例えば、40歳以上の中年の人間が、事前に職業訓練などで「知識・スキル」を身につけて、再就職に挑んだとしても、年齢を理由に落とされまくる。
企業側は…
「人手不足なので人は欲しい」
「それでも優秀な人を厳選したうえで採用したい」
……と思っている。これが本音。
よく「未経験者歓迎」という文言が載っているが、これは、決して「未経験者が欲しい」という意味ではない。
基本的には、経験者で且つ即戦力となりうる優秀な人だけが欲しい。
でも、未経験者の応募者の中に、ごく稀に、貴重な資格を持っていたり、他業種でも貴重な経歴を持っていたり、そういった人が居ることがある。
そういう人がいた場合には、書類選考は通して、面接で人柄などを確認したうえで、採用することもある、ということなんだ。
事実上、横行している「年齢差別」が、できないような世の中にならないと、政府が言っている「70歳まで現役で働いてください」という方向性と、企業の方向性がマッチしないまま、中高年の失業者が、あふれかえる。
(ここでいう失業者とは、実際に職探し行動をしている・いないに関わらず、職にありつけない者をいう)
未経験者の転職・再就職を促進させる方向も、職業訓練支援なんかじゃヌルすぎる。
採用する側の企業に、未経験者でも採用させる方向に行かせないと…。(それこそ補助金などで税金を投入しても良いと思うけど)
このままでは、世の中に、職にありつけない人や、職につけていても劣悪な条件下で労働を強いられる人が、あふれかえることになりそうなんだよなぁ。
…。
いやいや、景気が良くて労働需要が高い状態を作る以外に就職動向を良くする手段はないよ。 消費税を上げる前のリフレのとき、人手不足倒産って起きてただろ。人手不足が怖いから、...
ネット民ってこういう謎の年齢大好きおじさん居るよな 実際は最低限のスキル+年齢+職歴なのに、なぜか若ければそれでいいとか断言しちゃう
中高年の転職活動を経験すれば、たぶん誰もが思いますよ。 企業が求めているものの中で最大のものが、「若い人」であるということが。 あなたもコメントの中で「年齢」を要素に入...
中高年に求められるものは年齢じゃなくてスキルだろ・・・ 年齢なんてどう足掻いてもマイナス要素になるんだから重要なのは年齢を打ち消せるだけのスキルがあるかどうか 年齢を理由...
あなたはもとの文章、読めていますか? あなたのコメント全文が、いまの世の中にある「年齢差別」を肯定していますが…? まぁ、良いんですけどね…。
ググったけど「トライアル雇用助成金」ってのがそれに当たるんじゃないの。
いやいや、適用条件が、いろいろ厳しすぎでしょ。 こんなんじゃ、どこも利用しませんよ。
いやあなたが偉い人には永遠にわからないって さもその手の助成金が一切ないみたいに言うからもうやってるって事例を出しただけだよ。 もっと拡大すべきって話なら全く持ってその...
なるほど勉強になりました。
たったの5万か 若者雇用促進法に基づく認定事業主が、35才未満の対象者に対してトライアル雇用を実施する場合、1人あたりの支給額が最大5万円(最長3ヵ月)となります。
もう書いたけどもっと拡大すべきという話なら何も反論はなく全く持ってそのとおりだよ。 そもそもこの制度自体あんまり知られてないみたいだし。