2018-09-03

軍パロについて思うこと

とあるジャンルで、軍パロが炎上しているのを見てしまった。

軍服デザインは私も好きだし、格好いいとも思う。

内心の自由があるからそう思うことは別に咎められるべきことじゃないけれど、公式、または二次創作であるとしてもゾーニングもせずにそれを表現として表に出すのはどうなのだろうか。

私もここに文章として書いてしまっているから人のことは言えないのだけれど。

世界歴史として戦争があったことは事実だし、今でも空爆は行われているし、何人もの人間が死んでいることは皆知っていると思う。義務教育でも教わる。

例えばドイツ軍服鉤十字ナチスの行った残虐行為と結びつき、明確な嫌悪対象になる。

軍服自体そのデザインが生まれ歴史やその軍服を着た人間たちの行為を背負っているようなものである

から軍服格好いい!性癖!これを着たキャラクターが見たい!」みたいな理由安易にその国の軍服キャラクターに着せるようなことは、「格好いい」以外のメッセージを含んでしまうことになると思う。

戦争過去のことだから今を生きる私たちに背負わせないでくれ、という意見もわかる。

でも国際的戦争負の遺産や遺恨が残っていることも多いし、被害者が今も生きている場合もある。

から大正モチーフ実在軍服デザイン衣装が出た時に燃え盛ることが多いのかなと。

逆に軍服を着たデザインが許されるのはどんな場合かというと、WW1やWW2を舞台とした作品群や、仮想軍服を使った作品である

Dies iraeナチスモチーフだし、HELLSINGだってそうだ。帰ってきたヒトラースターリンの葬送狂騒曲だって

こういった作品軍服の持つメッセージ性が作品内にしっかりと反映されている。ただ格好良いというだけでデザインを使った作品とは意味合いが違う。

また、仮想軍服を使った作品もとても多い。けれどそれは仮想軍服でその作品世界しか存在しないので、私たちの住む世界では格好良い以外の意味合いを持たない。

個人的に軍パロはどの国のデザインモチーフにしていない仮想軍服を使うべきだと思う。そうすれば私たちはただ単に「軍服デザインかっこいい!」と消費できるはずだ。

今の時代、誰だって文章イラストを描いてそれを表に出すことが簡単になっている。

何かを表現として表に出す時に、格好良い!描こう!ではなくて、一度立ち止まって、その表現は本当に大丈夫なのかということをしっかりと考えてからものをつくることが表現者の倫理なんじゃないのか。

そして自分表現したいものが何か差別的意味合いを持ったり、犯罪助長人権侵害を含む場合、それを愛好する人だけがアクセスできるようにゾーニングすることも同じくらい大事ことなんじゃないか

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