2015-04-16

人生の選択は残酷

旦那子供が欲しいらしい。

私は今までの人生で、子供を産み育てるなんて自分には無理だと、早くから悟っている。

子供が欲しいから結婚したわけではないと言ってくれる旦那に不満は一切ない。

ただその彼の希望を満たしてあげられない決断をしないといけないのは辛い。

でもこればっかりは仕方がない。ちょっと産んでみる、という訳にはいかないのだ。

産んでみたけど無理だった、という訳にはいかない。

現時点で無理に産んでも、夫婦お互い幸せにはなれないだろう。

その意見は一致している。

ただ、ゆっくり私の意見が変わる可能性を待つ時間もない。

おそらくよほど思い切った意識の転換か、人生価値観ががらっと変わるようなイベントでもない限り、子供は作らないだろう。

余談で余計な話しだが。

もし自分が男だったら、自分子供が欲しいと思っただろう。

命を産み育てる責任感は大幅に減り、家族が増える可能性に希望が持てたかもしれない。

もし旦那が産む側だったとしたら、それでも子供が欲しいと言っただろうか?

実家もなく地元でもなく知り合いもおらず馴染みの産婦人科小児科もなく、いずれ海外に行く予定もあり子供嫌いでネガティブイメージしか持たない現状で、DVの父と一人で子供二人育てあげたかわりにほとんど家にいなかった苦労人の母の間で育ち、愛情が足りず幸せそうな子供を見ると「私の子時代なんてあんなに苦労したのに」と妬んでしまう私が、子供が欲しいと思うようになるには、よほど社会から安心させてもらわないと無理だ。

自立して仕事をするようになっても、貧困で誰にも頼れず、生活の苦労と絶望社会から取り残されていった過程で、取り残される者に手も差し伸べず弾かれる者は弾かれるものだとそのまま置き去りにする社会を知り、私は自分適応能力のなさに絶望して一度人生を諦めたので、とても現状の社会に戻って、命を産み育てようなんてポジティブ思考にはなれない。

現状の社会では「辛い」と言っても「産んだならそれも仕方ない」と返ってくるだろう。

そんな言い訳を頭の中で繰り返さないと、自分決断に罪悪感を覚えて辛い。

だって本当は、家族という形の中に、子供が居ればいいなと思うのだ。

人生の選択は、私にとって残酷だ。

【追記】

子供を産む気がない事は、結婚前に意思表示してます

もし子供が欲しいなら、もっと若い人を見つけて欲しいとも言ったけど、

その時も子供が欲しくて結婚するわけではない、と言ってくれました。

旦那基本的には、他の人と子供を作る可能性は考えないようです。

離婚理由になる事も承知しているので、だからこそ自分にとっても残酷決断だなと思うのです。

  • さっさと離婚してやれよ。 男にもタイムリミットはあるんだぞ。

  • それ離婚の事由になるから別れを切り出される可能性あるよ 男にとっての女は子供を産めなきゃ価値が大幅に下がるってのは現実

  • 考えすぎ。 女は孕む生き物なんだから、ぐちゃぐちゃ考えずにとっとと孕むべき。

  • 産みたくないなら、産む必要ないよ。わたしも子供はいらない。 みんながみんな母親に向いてたり、なりたかったりするわけじゃない。 子育ての負担がまんま女性にのしかかってくるこ...

  • 旦那もそんなに子供ほしいなら、「育児はやるから産むだけ産んでくれ」と言えばいいのにね。 フルタイムで働きながら、夫の協力なしで子育てしてる母親なんていくらでもいるんだか...

  • 旦那もそんなに子供ほしいなら、「育児はやるから産むだけ産んでくれ」と言えばいいのにね。 フルタイムで働きながら、夫の協力なしで子育てしてる母親なんていくらでもいるんだか...

  • http://anond.hatelabo.jp/20150414185515の増田と結婚すりゃ良かったのに

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん