プロジェクトに人が足りなくて、上長が別のプロジェクトから連れて来た。
はじめは普通のエンジニアの男の子だと思って、普通に仕様の説明をしたり、
からかったりしていた。
その度に自分がLINEを打ったり電話で呼び出したりしていた。
手のかかるどうしようもないやつだと思ってた。
だが仕事は速かった。
スキルも高かった。
だから余裕ぶっこいてたんじゃないかと思う。
プロジェクトが佳境に入って、よく2人で深夜まで残業したりした。
私の分もついでに買って来てくれるように頼んだ。
そいつのことが好きだと気が付いた。
それから本当に大変だった。
何が大変かって、プロジェクトは佳境、
仕事に集中しなきゃならないのに、そいつの事が気になって仕方が無い。
おかしい、この前までどうでもよかったのに、今日はLINEをするのが恥ずかしい。
返事が来るのが嬉しい。
へんなスタンプ使いやがって。
いやちがう、これは仕事上の連絡だ。
仕事に集中しなと、、、
ある日その製品をインストールするために、電車で1時間半くらいかけた事業所に行く事になった。
準備をしていたら、なんと上長が、そいつとふたりで行けという。
翌朝いつもよりうんと早起きして、電車に乗ってインストールに出かけた。
事業所が空く時間まで、近所に何も無いところだったからマクドナルドを買って、
2人で公園で食べた。
至福のひとときだった。
カップルみたいだと私は思った。
私だけがね。
その翌月、偶然近所でそいつを見かけた。
勢いだった。
答えはOKだった。
夢みたいだった。
ゆめみたいだった。
家に帰って来て号泣した。
次の日出社して来た彼の顔を見る事が出来なかった。
何故こんなにも苦しいのだろう。
あいつに仕様を説明することも、バグを指摘する事も、チケット切る事もない。
お先に失礼しますって言う事ももう無い。
それを一晩で片付けたりして、
ねえ、もう一度、
今私は決めている事がある。
ひざとひざがくっつきそうな位置を確保してる。
くやしいぜ、さよなら、わたしのだいすきなひと。
他のプロジェクト行っても元気でな。
出来れば、一生、一緒に、なにか作って居たかった。
一生一緒に作り続けたかった。
男とか女とか、恋人とか同僚とか、そんなのどうでもいい。
あんたと、作り続けたかった。
ただそれだけ。
いちいちホモかどうか確認しようとするブコメが鬱陶しいわ
最近おっさんが書く妄想ホモ日記が多いなあ
そんな職場恋愛好きのあなた あこがれをいや増してぐるぐるしてみたいならゆうきまさみの「じゃじゃ馬」か「パトレイバー」 諦め切りたいなら「人間交差点」「中年流星群」「島耕作...