「紹介状なし」に初診全額負担案 大病院受診で厚労省という記事に対するブックマークコメントをみた感想
町医者を3、4件回っても痛みに対して結果に納得行かず、大病院にいって膵炎と盲腸で即入院したよ。紹介料も書いてもらえず、この場合、初診で全額負担だとやばいんだが・・・
3、4件の町医者がそろいもそろってヤブであった可能性よりも、「町医者を3、4件回っても痛みに対して結果に納得いかない」という病歴を参考にして診断がついただけである可能性が高そう。その場合、はじめから大病院に行ったとしても、最初は診断がつかなかっただろう。そもそも、「3、4件回って」というところからして、フリーアクセスの弊害が出ている(これは患者さんのせいじゃないのだけど)。痛みが改善しなければ医者を変えるのではなく同じ医療機関にかかるのをお勧めする。医師が経過を詳しく知ることで、より適切な診断につながる。
「大病院でやっと診断がつく」ってことは、そりゃあるだろう。それは別に町医者のレベルが低くなくてもよくある。大病院では、町医者での検査や治療経過を参考にして診断を絞り、精密な検査をするわけだから。「後医は名医」という奴ですわ。あと、町医者で診断がつかなかった患者が大病院に集まるというのもある。
「あなたが信用できないから紹介状書いてくれ」みたいなこと言えないよねえ。町医者じゃ無理な病気確定で紹介状のためだけにかかるのも時間とお金の無駄だし。
「町医者じゃ無理な病気確定」だと判断できる資格をお持ちなら、ご自分で紹介状を書けばよいのでは。このブクマコメントを書いた方は正しい判断ができるだけの能力をお持ちなのであろうが、多くの人はそうではない。「町医者じゃ無理な病気確定」「町医者は信用できない(素人の自分の判断のほうが正しい)」と思いこんだ普通の病気の患者さんが紹介状なしでわんさか大病院に受診しているから、こういう制度ができるわけで。
初診料の全額負担なら、それで儲かるのは健保だから意味がない。むしろ大病院が儲かるようにする必要がある。そのためには初診時に特別加算金を徴収するべき。患者が余分に払った金は、健保でなく(赤字)大病院へ。
その制度は既に「選定療養費制度」というものがある。「儲かるのは健保だから意味がない」という主張もよくわからない。意味おおありだろ。
近所の大型病院も初診料高く設定してるよ。ただ実際開業医の場合、よくある病気(風邪等)に似た症状だと、ロクに検査せず「薬出すんでしばらく様子見て下さい」的な対応で、大型病院に比べると雑なんだよね。
よくある病気(風邪等)に似た症状だと、ロクに検査せず「薬出すんでしばらく様子見て下さい」的な対応をするのが正しい診療の手順だよ。確かに、よくある病気(風邪等)に似た症状にも最初から検査をしまくる大病院の医師もいるけれど、そっちのほうがむしろ「雑」と言える。なお、検査の有無ではなく、診察や問診が雑な医師を避けるというのには意味がある。
食べログとかアマゾン書評とか、批評サイトは沢山あるが、一番社会に必要とされるのは「開業医を批評する」サイトではないのか?
患者さんの希望通りに安易に検査や処方や点滴をする開業医の点数が高くなると思う。食べログ方式では患者満足度しか測れない。
町医者と大学病院で、カルテや検査結果を共有するシステムがない現状では、重病患者であるほど必要な検査を二度、受けることになり負担が大きいと思う。
紹介状を書いてもらえばいいと思うよ。大病院内での他科受診の際でも、「カルテや検査結果を共有するシステム」はあるけど、別途(紹介状に相当する)他科受診願いを書くよ。
適切な診療をせずに「紹介状を書くだけ」の町医者は医師の間でのコミュニティでの評判が落ち、逆紹介(大病院から町医者への紹介)が減って町医者は困る。
病院の検査で30分お待ちくださいで済むところが、町医者だと3日後また来てくださいだったりするのがなぁ…。休み1日で済むのと2日取られるのでは大違いなんだが。
おつ しかしはてなでも数年前までやれ医療崩壊だなんだと言う話題が流行ってて 結構医療業界裏事情的な話が流行ってたのに、今やそれを知らない人が大多数なんだろうか。 世代交...