はてなキーワード: 国道6号線とは
当方、福島で建築で復興関係やってる人間。除染じゃないよ。地元の人とかともよく話すので、3.11前に少し思ったことを書いとく。
原発近くの浪江町の帰還が進まないっていうニュースがちらほらでてるけど、戻らない理由は放射能の他に3つあるかなと思ってる。
実際は戻っていいと思ってる人も結構いる。慣れ親しんだ町なので、戻りたい気持ちはあるんだろうと思う。
浪江町でいえば、現状コンビニが二件あるけれどどちらも夕方には閉まってしまう。スーパーに関しては、車で片道50分ぐらいかかる。一部、復興商店街みたいなのはあるがそれだけじゃ不十分な感じ。
そんな不便さを感じて、帰還がためらってる人が結構いる。薬局や飲食店、ホームセンター等々生活で必要なものが買いにくい。
地震が起きた3.11からもう長い年月がたち、最初は一時的な避難先の予定だった場所も、そこでの生活、仕事、コミュニティが確立されてしまいわざわざ戻る要素がなくなってしまった。
ましてや、1の不便さが強いられるような状況なら戻る必要はないよねーって話。
仮に戻ったとしても、仕事先が皆無。除染、復興関係でもやればいいじゃん?
って話はナンセンスだから置いておく。被曝したくないのは誰もが思ってることだろうからね。
1でも言ったように、まだお店もなく、また会社も戻ってくるか怪しいので働く先がない。生活するお金が生み出せないならそこで住めない。
もし、本格的に帰還を促すなら、せめて国道6号線沿いにスーパーや薬局、ホームセンター、一通りの病院等を誘致するのと税金を安くするなりして会社も戻さなきゃダメなのかなーと思う。
ただ、放射能、それに伴う風評被害というハンデキャップがある状況で果たしてそこまでする必要があるのか、やる意味があるかはわからないが今のままじゃ、何も起こらないのはわかる。