はてなキーワード: チャンプブロックとは
世界最初のTCGことMTGは余りにも多くのシステムを作り出した。
プロテクション・飛行・トランプル・先制攻撃・接死を始めとした豊富なキーワード能力。
ソーサリー・クリーチャー・インスタント・アーティファクト・エンチャント・そして土地というカードタイプの分類。
マナという概念に色という要素を加えることで生まれた豊富なデッキタイプ(そしてほぼ能力が一緒だけど色だけ違うカード達)。
シールドドラフト・双頭巨人戦・スタン落ち・制限カードといった様々なサブ要素。
どれを取っても今世の中に出ているカードゲームに欠かせない部分だ。
世界で最初に生まれたカードゲームはその偉大な一歩でカードゲーム界の最高傑作と言えるルールを構築してしまった。
その後に出てくるカードゲームの多くがMTGとの差別化のために四苦八苦する羽目になるようなものを。
マナに色をつけて特色をもたせたこと?
なんでそんな物をと思うでしょう。
後に生まれたカードゲームの中にはそんなのかったるいだけだ必要ねえぜと召喚酔いを設けていないゲームも多数あります(遊戯王なんて最たるものですね)。
ですが私はそんな召喚酔いのかったるさこそMTGの素晴らしさだと思っています。
相手の盤面に突然大きなクリーチャーが出てきた。
さて、次のターンまでに対処しなければ。
チャンプブロックに使うクリーチャーを次々並べるプレイヤー、速攻で焼いてしまうプレイヤー、自分のライフなんていくらでも減らせとばかりに相手プレイヤーにダメージを叩き込み始めるプレイヤー、そして不吉な笑みを浮かべてマナを浮かせたまま自分のターンを終わらせるプレイヤー。
実に多種多様です。
相手が決着の準備をしたのを見て、こちらも決着の準備を進める時間があるからこそなのです。
そうでなかったら大型クリーチャーが飛び出してぶん殴って盤面がそのままひっくり返ってはいおしまいです(遊戯王なんて最たるものですね)。