2024-02-09

自問自答ファッション功罪

「自問自答ファッション」って言葉を知っている人はどれぐらいいるだろうか。

自分がどうなりたいかを自問自答しながらコンセプトを決めて、そこから自分ファッションを決めて制服化していく…みたいな感じ。

最近では結構有名になってきた、ファッションとの向き合い方である

主催者のAさんが講師の少人数制のファッション講座はいつも予約が取れないほど人気で、そのレポを読むとファッションのものよりカウンセリングに近いものを感じる。

私はこの「自問自答ファッション」の考え方が好きだし、予約が取れたら講座も受けたいと思うぐらいだった。

しかしよくよく調べていくうちに、どうもこの自問自答ファッションファンに当たる人たち、「自問自答ガールズ」という名前がついている界隈の人たちが苦手になってきた。

そもそも自分ファッションについて、にあうものが知りたいとか深く考えたいと思ってる人が集まるわけだから、大体似たような性質の方が集まる。

そして多くの人が自問自答ファッションについて言語化する人が多い、というかそういうのが好きな人が集まる。

その結果「プライド理想が高く、承認欲求が満たされていない理屈っぽい人」がとにかく多い印象がある。

そして自問自答ファッション自体の人気が高まるにつれ、コミュニティ的な側面が強くなってしまったがゆえにそういう人が幅を利かせてると感じて苦手になっていった。

しかし、ファンは鏡というかなんというか、そういう人を引き寄せているのは主催のAさんだなと思うようになった。

きっかけは、自分と向き合う感じのファッションの考え方のはずなのに、みーんな主催者Aさんが関わってる刺繍ブランド・パ●リーひらひらした指輪をつけていること。

主催のAさんはハイブランドの良さをブログで語るぐらいだし、シャネルは特段好んでいるはずだけど、ジュエリーに関してはブランドに触れない。

シャネルは安めのアクセサリーから貴金属ファインジュエリーまで幅広く展開しているし、ファッションを考えていくうちにジュエリーに興味を持ったので、Aさんもジュエリーブランドの話してほしいなと思っていた。

なんならなぜジュエリーの話出ないんだろうとすら思っていたけど、自問自答ガールズがパ●リー指輪つけてる人だらけで、これ答えじゃね?と思ってしまった。

Aさんの好みにケチ付ける気はないけど、Aさんを崇拝する自問自答ガールズがパ●リーを買わなくなると思えば、そりゃジュエリーの話は出来ないよなと思った。そのぶん売上減るんだから

ビジネスから当たり前だと思いつつ、何とも言えないもやもやが残る。

Aさんの考え方は素晴らしいと思っているし、私も本来なら自問自答ガールズだったかもしれない。

だけど、世の中は信者ビジネスが最も儲かるというのを、Aさんから知りたくなかった。

  • その界隈のこと全くしらんけど、自問自答でファッションを試行錯誤するはずなのに「主催者」って言葉が出てきて「んん?」ってなった自分に合う物を探すのになぜAさんというメンタ...

  • 勉強になるなあ 俺もこのビジネスモデルで起業したいがサイコさに欠けるので顧客との関係維持に自信がない 匿名インターネットにいるとターゲットにできそうな集団はわかるんだけど...

  • 増田を読んで「プライドや理想が高く、承認欲求が満たされていない理屈っぽい人」というのがよく理解できた。笑 おもろい構造の文を書くね。

    • 自分がまさにそうだからこそ自問自答ファッション講座は合うかもしれないと思ったんだよ最初は でもだんだんその様子に同族嫌悪が生まれてきて、さらにはみんな同じ指輪してるのみ...

  • お料理ユーチューバーがコメント欄で包丁やおせち予約をうるのとおなじでマネタイズですわな 無償無私の奉仕なんてそんな神みたいなもんを人間にもとめるな

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